【馬毛島基地計画】西之表市長、米軍再編交付金の受け取り明言「教育関連に使う」

八板俊輔市長

 八板俊輔市長

説明会で質問をするために挙手する市民=20日、西之表市の市民会館

 説明会で質問をするために挙手する市民=20日、西之表市の市民会館

 鹿児島県西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を巡り、市は19、20日の2日間、市民向けの説明会を開いた。八板俊輔市長は米軍再編交付金について「本年度分は基金を創設し、来年度に使う」と受け取りを明言し、「教育関連に使うことを検討している」と述べた。
 会では計画への賛否に踏み込まなかったものの、「環境影響評価(アセスメント)の評価書の公告が一つの節目になる」とした。終了後、報道陣に賛否に絡む判断を示すと明らかにした。
 交付金は、本年度分の最大額が7億7700万円となっている。市の担当課はこれまで、市議会に「交付金を積み立てる基金の条例案を12月定例会に提出する準備を進めている」と説明。一方、八板市長は「法に基づき交付される。趣旨を考慮の上、事務手続きを進めたい」とのコメントにとどめ、受け取る意向は明確にしていなかった。
 防衛省は9月、米軍再編特措法に基づく「特定防衛施設」に馬毛島基地(仮称)を、「特定周辺市町村」に同市など種子島1市2町を指定。10月には本年度分の交付額を1市2町で計10億6200万円と発表した。中種子町が1億9400万円、南種子町は9100万円。
 説明会は、市民に計画の内容や影響、市長の考えについて理解を深めてもらおうと市が開いた。会場の市民会館には両日合わせて延べ約170人が参加した。

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