世界5大ウイスキーの1つ「ジャパニーズウイスキー」4種 それぞれの特徴を解説 「上品でスモーキーなのは…」

2021/11/19

 世界5大ウイスキーといえば、スコッチ・アイリッシュ・カナダ・アメリカ、そして日本。海外からの人気が高く、近年では国内 需要もより高まっているという「ジャパニーズウイスキー」には、どのような種類と特徴があるのだろうか。神戶・花隈にある「Bar SAVOY hommage(サヴォイ・オマージュ)」の店主でバーテンダーの森崎和哉さんに、日本のウイスキーについて話を聞いた。

「各国でウイスキーに関する定義が異なる中で、実は“日本のウイスキー”という法律に基づいたハッキリした定義はまだなく、これからが注目です」と明かす森崎さん。海外で原酒を買い付けて日本でブレンドしたものも、ジャパニーズウイスキーと言われるのが現状だと話す。しかし最近では、国内で原料の糖化・発酵・蒸留・熟成・瓶詰めまで一連の工程を行ったものを、ジャパニーズウイスキーとする動きが見られるそうだ。

 そして今回は、そんな「日本のウイスキー製法」に則って造られたウイスキーを飲み比べ。森崎さんが紹介してくれたのは、サントリーから販売されている「山崎」「白州」「知多」「響」というそれぞれタイプが異なる4種類だ。

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サントリーから販売されている「山崎」「白州」「知多」「響」

  まずは「山崎」から。以前まではラベルに熟成年数が表記されているものが一般的だったが、最近ではその表記がない“ノンエイジ”のものが販売されている。森崎さんによると「例えば『山崎の12年』だと12年寝かせた樽のみでボトリングしないといけないんですが、昨今のウイスキーブームによる原酒不足が原因で十分な原酒量が確保できない。そのため、新たな挑戦として若い原酒や個性的な原酒など複数のものをブレンドし、より『山崎』らしいコンセプトを打ち出そうとしているので、年数表記はありません」。ワイン樽貯蔵モルトやミズナラ樽貯蔵モルトなど、多種多様な個性が重なり、華やかな香りと滑らかな甘みを楽しめるのが魅力だ。

  次に「白州」。凛としたスッキリ感のある味わいと上品でスモーキーな香りが特徴。ハイボールにしてもおいしく飲めるそうだ。

  3つ目は「知多」。これはモルトウイスキー(⻨芽100%)ではなく、トウモロコシや発芽前の大⻨などをブレンドした“グレーンウイスキー”と呼ばれるもの。また、「山崎」「白州」は穀物由来の風味を残すため単式蒸留という製法で造られているのに対し、「知多」は連続式蒸留で造られている。この製法により、ほのかな甘さと原料由来のクセのない軽さを生み出しているそうだ。

 最後に紹介された「響」は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜ合わせた“ブレンデッドウイスキー”というもの。ウイスキーの個性を前面に出すのではなく、バランスを重視して多くの人が楽しめるようブレンドされているのが一般的な ようだ。「響」では、熟成年数の異なる「山崎」「白州」「知多」などをブレンド。ブランドとしてのプライドと、ブレンダーの技が 光る味わいを楽しむことができるだろう。

 国内外問わず人気が高く、奥深い「ジャパニーズウイスキー」。これを機に、自分のお気に入りの味わいを探してみてはいかがだろうか。


※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2021年3月9日放送、笑ってBar「サヴォイ・ゴロー」より
◆Bar SAVOY hommage サヴォイ・オマージュ
神戸市中央区下山手通5-8-14
営業時間 16:00~23:30(LO 23:00)
定休日 日曜
電話 078-341-1208
【公式Instagram】

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