伝承への活用に期待 島口かるたが完成 徳之島町立図書館

2022年03月23日

かるたと読み上げた音声を収録したCDを手にする(右から)里光館長と高岡町長=17日、徳之島町役場

徳之島町立図書館の指定管理者「徳之島図書館友の会」はこのほど、「徳之島島口ことわざかるた」を製作した。里光和恵図書館長が17日に町役場を訪れ、高岡秀規町長に完成を報告。高岡町長は「島口(方言)の伝承に役立つ。かるた大会を開いてみたら面白いのでは」と活用に期待した。

かるたは同会の指定管理者15周年を記念し、約80万円をかけて200セットを製作。前図書館長の岩下洋一さんが郷土の文献などを参考に監修した。

絵札のイラストは元図書館職員の大屋幸姫美さんが手掛けた。絵札、読み札各69枚のほか、ことわざの解説文や読み上げた音声を録音したCDも付属し、目と耳で方言を楽しく理解することができる。

子どもから高齢者まで幅広い世代で活用するため、町内の小中高16校のほか、町内老人クラブへも贈呈する。里光館長は「島の宝の方言の継承に役立ててほしい」と笑顔で話した。

徳之島島口ことわざかるたの絵札と読み札

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