島津の殿様も祈願した 妙見神社を「必勝の聖地」に 落ちそうで落ちない巨石もアピール 鹿児島・日置

2022/01/26 20:56

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社殿裏の巨石群にある「落ちそうで落ちない石」=日置市吹上町中之里

社殿裏の巨石群にある「落ちそうで落ちない石」=日置市吹上町中之里

 日置市吹上町中之里の妙見神社を「必勝祈願の聖地」として発信しようと、地元有志らが整備に励んでいる。島津忠良(日新公)が戦の前に勝利を祈願したとされ、境内には巨石群が立ち並び、「落ちそうで落ちない石」もあることに着目。受験シーズンを迎え、「魅力を伝えたい」と意気込んでいる。
 神社由緒書によると、1280年に伊作島津家初代久長が創建。16世紀には忠良や貴久が戦勝祈願して勝利を収め、歴代当主が大切にしてきたと伝わる。社殿は1971年に住民たちが建て替えた。裏に巨石群があり、「石聚(いしむれ)神社」と呼ばれた記録も残る。山を削って造られた参道も特徴的だ。
 国道270号近くの小高い丘にあり、地域住民には相撲大会の会場としても親しまれてきた。一方で竹林に囲まれ、地区外にはあまり知られていなかった。昨年3月以降、中之里地区有志や地域活性化グループ「吹上未来研究所」の会員らが竹を伐採し、周囲を整備した。
 今年1月には国道沿いに神社の案内看板も登場。設置した近くの会社経営倉園和浩さん(55)は「周囲から巨石が見えるよう竹林整備を続ける。合格や必勝の祈願に多くの人が来てくれたら」と願う。
 境内の落ち葉掃除を続けてきた長野勝悟さん(56)は「地元にとって当たり前の巨石や参道の風景に外から来た人は驚く。歴史ある神社の魅力を知ってもらいたい」と話している。

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