楽天モバイルの「無料プラン」 実際に使った感じたメリットデメリットと、おすすめの人

楽天モバイルはCMなどで「無料!」と言っていますが、どういったプランなのかわかりにくく、楽天モバイルの名前は知っていても「無料ではちゃんと使えないのでは…」と不安になります。

実際に使ってみた個人的な感想は、楽天ポイントのアップにはおすすめですが、品質の感じ方は個人差が大きいです。

今回は楽天モバイルのプランとポイントの仕組み、注意点を紹介します。

端末代も手数料も月の利用料も無料で、持っているだけでポイントが増える夢のような方法もあわせて紹介します。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルの無料プラン

≪画像元:Rakuten Mobile, Inc

楽天モバイルの料金は通話料と通信量に別れています。

通話料

楽天モバイルは楽天LINKというアプリを使えば、国内通話が携帯・固定電話どこにかけても無料となります。

国内のSNS(電話番号を使って送るメッセージサービス)も無料となっています。

楽天LINKは通信回線を使い通話をするアプリで、通話品質も普段使いには十分使えます。

ナビダイヤルなど対応していない電話番号もあるので注意してください。その場合、30秒20円の通話料がかかります。

通信料

楽天モバイルの通信量は以下の段階制となっています。

0~1GB 0円/月
1~3GB 1,078円/月
3~20GB 2,178円/月
20GB~ 3,278円/月

楽天モバイルはの通信量は、月に1GBまでなら0円となっており、それ以上使えばだんだんと料金が増える仕組みです。

最大の20GB まで使えば3,278円となり、それ以上いくら使っても加算はありません。

使う人にも使わない人にもお得なプランになっています。

通話料はいくら使っても無料ですが、通信は1GBを超えると有料となります。

0GB ~1GBが無料なのは1人1回線目のみです。

同じ名義で2回線目を作ると、無料ではなくなるので気をつけましょう。

楽天モバイルで獲得できるポイント

楽天モバイルの最大のメリットは楽天ポイントです。

楽天モバイルの利用料金110円につき1ポイントがもらえ、貯めた楽天ポイントを支払いに使えます。

楽天モバイルの通話SIMを持っていると、楽天市場でのお買い物が+1ポイント多くもらえます

楽天モバイルだとポイントがさらに追加される

≪画像元:Rakuten Mobile, Inc

2021年の4月よりAndroid端末のみではありますが、楽天モバイルのキャリア決済を2,000円使うとその月の楽天市場のお買い物ポイントが0.5%加算される特典も増えました。

楽天モバイルは、楽天ユーザーには嬉しいお得なメリットがたくさんあります。

サブ回線として持っているだけでもポイントアップする方法

楽天モバイルは持っているだけでポイントが増えるため、楽天ユーザーはぜひ持っておきたいところですが、「楽天モバイルが気になるけど今の携帯は変えたくない」ということもあると思います。

その場合は今の携帯とは別に、サブ回線として持っておくという方法がおすすめです。

Rakuten Hand

楽天ハンドってのがあるのよ

≪画像元:Rakuten Mobile, Inc

Rakuten Handという端末を購入して新規申込みをすれば、ほぼ同額のポイントをプレゼントするキャンペーンをやっています。

このRakuten Handを購入してポイントをもらい、後は使わずに置いておけば、毎月利用料はかからずポイントアップの特典だけ使えます

楽天モバイルは新規手数料が無料のため初期費用は0円で、毎月の利用料も通信を1GB以上使わなければ無料で持ち続けられます。

このキャンペーンは初めて楽天モバイルに申し込む人限定となっています。

キャンペーンの終了日は未定となっていますが、楽天モバイルはキャンペーンが急に終了することも多いので気をつけてください。

またキャンペーンでポイントをもらうには、

・ 楽天LINKをダウンロードして10秒以上通話する

・ メッセージを送る

など条件があります。

ポイントをもらい損ねないように、キャンペーンの条件をしっかり読んでから申し込みましょう。

楽天モバイルの注意点

楽天モバイルはお得ですが、注意点も多いです。

特にメイン回線として乗り換えを考えている人は事前に確認しておかないと、お得を享受できない可能性があります。

注意1:パートナー回線だと5GB 使ったら速度ダウン

楽天モバイルのエリアはだいぶ広がってきましたが、まだ使えない場所も多いです。

楽天モバイルが使えないエリアでは、パートナー回線と呼ばれるauの回線に切り替わります。

パートナー回線で月に5GB使うと、最大1Mbpsの遅い速度になってしまいます。

1Mbpsは全く使えないことはないですが、使いにくいと感じる速度です。

しかも1Mbpsに落ちてしまっても、通信量は変わらずカウントされてしまいます。

地方ではまだ楽天モバイルのエリアが完全でなく、パートナー回線の地域が多いです。都心以外にお住まいの方は、楽天モバイルのエリアを事前に確認しておきましょう。

注意2:楽天LINKの通話品質が気になる場合がある

楽天LINKは通話料が無料のメリットがありますが、通信環境の不安定な場所では、通話の遅延が起こったり、切れてしまったりすることがあります。

もし通話の品質がに気になる時は、楽天LINKをログアウトして通常の電話から電話をすれば安定した通話になります。

通常の電話でかけると30秒20円の通話料となり、無料ではないので気をつけましょう。

注意3:対応機種が限られている

楽天モバイルでは以前は端末の持ち込みができたため、今使っている端末をそのまま楽天モバイルで使えましたが、2020年4月以降楽天モバイル独自回線の提供が正式に始まり、楽天モバイルの回線に対応する端末が限られるようになっています。

今お使いの端末をそのまま楽天モバイルで使いたい人は要注意です。

2021年5月現在、楽天モバイルに対応している端末を確認してください。

対応端末をよく確認して、お手持ちの端末が使えなければ楽天モバイルで販売されているものを購入しましょう。

都心に住んでいない人はサブ回線がおすすめ

楽天モバイルは安くてポイントアップの特典がある反面、エリアや品質の感じ方に個人差があります。

そのため主に都心で生活している人以外はサブ回線として、使わずに無料で持っておきポイントの恩恵だけ受ける使い方がおすすめです。

メイン回線として使いたい人は、エリアと対応端末に注意しましょう。

楽天モバイルは急速にエリアが拡大し、新たなプランをどんどん出しています。

自分にあったプランを検討し、通信費の節約につなげてください。(執筆者:西本 衣里)

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