2021/11/18 21:20
複合商業施設のイメージ図(JR九州提供)
JR九州は18日、鹿児島市の鹿児島中央駅西口地区(武1丁目)で計画する商業・オフィスビルに着工した。安全祈願祭で青柳俊彦社長は「集いやすく、安心して楽しめる施設を整備したい。住みたい、働きたい、訪れたい街づくりを進める」とあいさつした。2023年春の開業予定。
ビルは敷地面積6400平方メートル、地上11階建て。1~3階は商業施設(店舗面積約5300平方メートル)で、2階が駅改札フロアと連絡通路でつながる。4~10階はオフィスフロアで、賃貸部分は各階1980平方メートル。11階は空調設備などが入る。240台収容の立体駐車場も整備する。
アミュプラザ西駐車場との間にある市道武33号は廃止し、JR九州が歩行者が通れる空間を整備する。立体駐車場とアミュプラザ西駐車場は連絡通路でつなぐ。23年春の開業後に、第2期としてマンション建設を予定している。
JR九州は当初、18年度着工、20年春開業の方針を打ち出していた。その後18年に、隣接する県工業試験場跡地に県が新総合体育館を整備する構想が浮上し、JR九州も計画をストップ。19年に県が西口地区での体育館建設を断念したことを受け、再び検討を進めていた。
青柳社長は「ちょうど新型コロナを避け、かごしま国体と重なるいいタイミングで開業できる」と笑顔を見せた。式には塩田康一鹿児島県知事、下鶴隆央鹿児島市長も参加した。
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