鹿児島県産荒茶 21年は前年比11%増の2万6500トンで全国2位 1位の県との差広がる

2022/02/21 09:25

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 農林水産省は主産8府県の2021年産荒茶生産量を公表した。鹿児島は2万6500トンで、静岡(2万9700トン)に次いで全国2位。新型コロナウイルス感染拡大で急減した前年産を11%上回ったものの、静岡との差は3200トンとなり、前年から1900トン広がった。主産地の実績から推計した全国生産量は7万8100トン(前年比12%増)だった。
 21年産茶の収穫は3月にスタート。一番茶は春先の低温で生育が抑制されたため、鹿児島をはじめとする主産地で生産量を減らしたが、静岡は茶系飲料向けの契約栽培が伸びて増産となった。その後は堅調な相場に支えられ、各産地で前年を上回る生産が続いた。
 鹿児島の摘採面積は、ほぼ前年並みの7960ヘクタール、荒茶加工前の生葉収穫量は12万7500トン(前年比8%増)だった。10アール当たりの生葉収量は1600キロと前年から7%増え、主産地平均(1150キロ)を大きく上回る生産性を示した。
 荒茶生産量をめぐっては、全国1位の静岡が09年から減産傾向に拍車がかかっている。鹿児島は18年に過去最高を記録するなど「日本一」に迫っており、業界内では21年産での逆転を予想する声も上がっていた。
 県農産園芸課の松下加奈惠特産作物対策監は「コロナ禍からは着実に回復しつつある。これからも産地や関係機関・団体と一体となり、日本一の茶どころを目指して生産振興に取り組んでいきたい」と話した。

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