展望抜群の丘から望む雲海の光景
2021.10.4
なかなか思うように旅行ができず、「旅に行きたい!」熱が高まっている方も多いのではないでしょうか?
特集では、日本各地の観光のプロに、その土地ならではの秋の絶景・風物詩についてアンケートを実施。
今回は、宮崎県観光協会の松岡省一さんが選ぶ、秋の風景5選をご紹介します。
日本にはまだまだ知られていない絶景がそこかしこに。この先の旅の候補地にぜひ。
◆国見ヶ丘の雲海
国見ヶ丘の雲海。
高千穂山峡の中で最も展望のよい場所とされる国見ヶ丘。
この丘から望む祖母傾の連山や阿蘇山、眼下に広がる高千穂盆地の眺望は素晴らしく、秋の早朝には足下から湧き立つ雲海を見ることもできる。
「高千穂町国見ヶ丘の雲海は、東側の日が昇る方角が有名ですが、実は反対の方角である西側も、逆光にならないこともあり、雲海をとてもきれいにご覧いただけます。
また、条件が揃えば、自分の影が雲海に映り、その周りに虹が見えるなど、知る人ぞ知るレアな光景を楽しめる方角です」(松岡さん)
国見ヶ丘の雲海(くにみがおかのうんかい)
所在地 宮崎県高千穂町大字押方
https://www.kanko-miyazaki.jp/takachiho/kanko/12441.html
◆菅原神社の鳥居
豊かな水に恵まれたえびの市にある菅原神社は、学問と畜産業に御利益のある神社。
県内有数の米どころであるえびの市には多くの水田があり、広大な田園風景の中に神社の大鳥居が鎮座する、インパクトのある景色に出会うことができる。
「この季節、収穫前の稲穂が朝陽を浴びてキラキラと黄金色に輝く光景と一緒に観賞できれば、御利益も期待できそうです」(松岡さん)
菅原神社の鳥居(すがわらじんじゃのとりい)
所在地 宮崎県えびの市水流574
https://www.kanko-miyazaki.jp/ebino/kanko/11215.html
◆祈りの丘空想ギャラリー
祈りの丘空想ギャラリーは、古い教会を改装し展覧会の会場として利用されている画廊。
秋になると周辺に広がる茶臼原の自然が黄葉して美しい景観を見せる。
「元々は教会だった場所ですが、イチョウの木が黄葉するときは、それを狙ってプロやアマチュアのカメラマンが訪れる人気のスポットです。
少しわかりづらいところにあり、近くまで行っても見逃すことがあるかもしれませんので、ぜひ十分な下調べをおすすめします」(松岡さん)
祈りの丘空想ギャラリー(いのりのおかくうそうギャラリー)
所在地 宮崎県西都市穂北5248-13
◆愛宕山の夜景と月
延岡市の中心部にある標高251メートルの愛宕山。
山頂付近にある展望台からは、延岡市街地や日向灘を約300度見渡すことができる。
「県内で最初に『日本夜景遺産』に認定された夜景と、県内で唯一『日本百名月』に認定された月を同時に楽しめるお得なスポットです。
秋は空気が澄み、月がきれいに見える季節。ひと際美しい月を楽しまれるのはいかがですか?
また、このスポットはニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出会った『出会いの聖地』としても密かに人気となっており、カップルが、固い誓いの証としてハートのモニュメントに南京錠を掛けるために訪れます」(松岡さん)
愛宕山の夜景と月(あたごやまのやけいとつき)
所在地 宮崎県延岡市延岡愛宕町3丁目
https://www.kanko-miyazaki.jp/nobeoka/kanko/10005.html
◆豫章館
豫章館は、九州の小京都ともいわれる日南市の飫肥(おび)城下町の一角にある、典型的な武家屋敷。
邸内の南側にある枯山水庭園は、武学流の作庭といわれており、閑静な佇まいで、九州屈指の規模と手入れの良さを誇る名庭だ。
「豫章館では、着物のレンタルや着付けも行ってます。着物姿で飫肥城下町を散策されてみてはいかがでしょうか?」(松岡さん)
豫章館(よしょうかん)
所在地 宮崎県日南市飫肥9-1-1
https://www.kanko-miyazaki.jp/nichinan/kanko/10345.html
【協力】みやざき観光情報 旬ナビ
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