一生に一度は行きたい、日本全国「大自然の絶景」スポット20選

海や山、湖や滝など全国各地に点在する「絶景スポット」。
それらの景色は季節ごとに姿を変え、何度見ても飽きない美しさで見る人の心を癒しています。

そんな名所のなかには、一生に一度は訪れたいと思うほどの絶景も少なくありません。
そこで今回は写真でも楽しめる、日本全国にある絶景スポットをご紹介していきます。

目次
1神の子池/北海道
2樽前ガロー/北海道
3白金青い池/北海道
4オコタンペ湖/北海道
5十二湖/青森県
6蔦沼/青森県
7丸池様/山形県
8五色沼湖沼群/福島県
9中之条町チャツボミゴケ公園/群馬県
10嫗仙の滝/群馬県
11濃溝の滝/千葉県
12精進湖/山梨県
13御射鹿池/長野県
14日和山海岸/兵庫県
15別府弁天池湧水/山口県
16糸島半島/福岡県
17六観音御池/宮崎県
18鍋ヶ滝/熊本県
19白谷雲水峡/鹿児島県
20金作原原生林/鹿児島県

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

神の子池/北海道

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摩周湖の伏流水が流れ込んでできた「神の子池」。
澄んだ水が光を反射して、コバルトブルーに輝くのが特徴です。
水温が1年を通じて8度と低く、倒木が腐らずに沈んでいる姿まで見ることができます。

樽前ガロー/北海道

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北海道苫小牧にある小さな渓谷「樽前ガロー」は、深緑の時期になると小川と岩に生えた苔(こけ)の神秘的な景色が広がります。
なかでも6月は日差しが川底まで届くため美しい景観を楽しめると人気です。

さらに夏だけでなく秋には紅葉色、冬は雪の白色に色づいた世界を堪能できます。
ただし、周囲の山林は野生動物の生息地でもあるので、ヒグマの活動が活発になる朝方と夕方の入林は控えてくださいね。

白金青い池/北海道

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美瑛白金青い池」とも呼ばれる「白金青い池」は、もともと十勝岳の火山災害防止工事で生まれた人造池です。
十勝岳を源流とする、アルミニウムを含む地下水が流れこみ、これが生成したコロイド状の粒子が太陽の光を反射させて青く見せています。

色の基調はコバルトブルーですが、エメラルドグリーンに見えることも。
池には工事のため水没したカラマツが林立し、それが神秘的な雰囲気をかき立てています。

オコタンペ湖/北海道

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オコタンペ湖」は恵庭岳のふもとにあり、「オンネトー」と「東雲湖」と並んで北海道三大秘湖といわれています。
周囲約5km、最大深度21.1mを誇り、水の色はその時々に応じてエメラルドグリーンにもコバルトブルーにも見えるのが特徴です。

周囲は原生林で、森林生態系保護地域に指定されているとともに、「支笏洞爺国立公園」の特別保護地区でもあります。
このため湖岸に近寄ることはできません。

十二湖/青森県

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十二湖」は、世界自然遺産に登録されている白神山地の中にある池の総称です。
とくに有名なのは「青池」。湧水のため水は澄んでいて、季節による光の反射の違いで色も変わります。

春から夏にかけてはライトブルー、秋になると群青味を帯びたブルー、冬にはダークブルーに変化するのが特徴です。

蔦沼/青森県

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青森県十和田市奥瀬の「蔦沼(つたぬま)」は、八戸方面から八甲田に向かう際の玄関口にあたる「蔦温泉」の裏手にある沼です。
鏡沼・月沼・長沼・菅沼・瓢箪沼・赤沼とならび、「蔦七沼」と呼ばれています。

近くにある「赤倉岳」が約30万年前に噴火した際にできたとされ、季節や時間によってさまざまな姿に変化するのが特徴です。

丸池様/山形県

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山形県遊佐町にある「丸池様(まるいけさま)」は、鳥海山の湧水でできている池です。
池の底からボコボコと音をたてて水が湧いてくるようすが見えます。

水の色はエメラルドグリーンで、光の加減によって色が変化。
ただし、鳥海山大物忌神社の境内ですので、植物採集などは禁止です。

五色沼湖沼群/福島県

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通称「五色沼」の名称で知られている「五色沼湖沼群」は、毘沙門沼や青沼など多くの沼の総称です。
沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、パステルブルーと色が違うため「神秘の湖沼」といわれています。

中之条町チャツボミゴケ公園/群馬県

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一見、外国にある公園のような名称の「中之条町チャツボミゴケ公園」は、都心からも日帰りで訪れやすい群馬県にあります。

「チャツボミゴケ」という名前の苔が約2,000平方メートルも広がっていて、その景観の美しさと珍しさから、天然記念物に登録されています。
苔が最も緑に生い茂るのは、9月~10月です。

嫗仙の滝/群馬県

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嫗仙(おうせん)の滝」は、50〜60万年前に草津白根山から噴出した火砕流が堆積した、溶結凝灰岩によってできた滝です。
落差およそ25mの滝で、繊細な流れが美しく、とてもファンタジーな雰囲気。

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滝の近くには、日本全国の国有林のなかから直径1m以上の樹木や地域のシンボルになっている樹木を100本を選定した「嫗仙の滝のカツラ」があります。
自然に囲まれたなかを美しい水が流れ落ちる様は、とにかく美しいと評判です。

濃溝の滝/千葉県

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千葉県君津市の清水渓流広場内にある「濃溝の滝(のうみぞのたき)」。
こちらは岸壁の穴から差し込む光が水面に反射した光景がまるでハートのようだとSNSで話題になりました。

暖かい季節には風情あるホタルも楽しめます。ゲンジボタルは5月下旬から6月下旬、ヘイケボタルは6月中旬から8月下旬が例年の見ごろです。

精進湖/山梨県

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世界文化遺産に登録された「精進湖」は富士河口湖町にある富士五湖のひとつです。
夜になると富士山と美しい星空のコントラスト楽しめるスポット。
朝方には逆さ富士を撮ることもできるため撮影スポットとしても人気をあつめています。

御射鹿池/長野県

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長野県茅野市豊平にあるため池である「御射鹿池」は、農林水産省の「ため池百選」にも選定されている景勝地です。
ここはため池ではあるものの、水面に周りの景色が美しく映ることで知られています。

その理由は、この池の水質が強い酸性であること。
そのため底には酸性の強い水で繁茂するチャツボミゴケが生繁っており、そのコケの反射によって水面に美しい景色を映し出しているのです。

日和山海岸/兵庫県

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日和山(ひよりやま)海岸」は、兵庫県豊岡市にある岩礁海岸で、山陰海岸国立公園に属します。
その沖に浮かぶ小島には龍宮城を模した施設が建てられているのが特徴。

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これは、日和山海岸の約700mの沖に浮かぶ周囲約500mほどの無人島「後ヶ島(のちがしま)」に、1950年に建てられたお城です。
日が暮れると夕日に映え、まるで本物の竜宮城のような美しさになります。

別府弁天池湧水/山口県

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カルスト台地の伏流水が湧き出している池で、水の色はコバルトブルーです。
その昔、水不足に悩む人々に諏訪大明神が与えたという伝説があります。

糸島半島/福岡県

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玄界灘を望む「糸島半島」の海岸には、海水浴場やウィンドサーフィン、SUP(スタンドアップパドル)などマリンスポーツの拠点が点在しています。そのため青い海に浮かぶ白いヨットの帆は、糸島の夏の風物詩。

また、糸島半島は入り組んだ海岸線がさまざまな表情を見せる美しい海辺が自慢です。
白い砂に松の緑、オーソドックスな「白砂青松」を楽しみたいなら「幣の浜(にぎのはま)」。
真っ白な砂浜が弧を描いて続き、ドライブに最適です。

六観音御池/宮崎県

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六観音御池」はえびの高原にある火口湖です。
水の色はコバルトブルーで、これは湖水が酸性だから。
周囲はミズナラ・カエデなどの広葉樹と、モミ・アカマツなどの針葉樹が混じった森林で、10月末から11月初旬にかけては紅葉の人気スポットになります。

鍋ヶ滝/熊本県

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熊本県にある「鍋ヶ滝(なべがたき)」は、幅全体が一気に落下するレースカーテンのような優美な姿が特徴的です。

落差約10m、幅約20mほどでスケールはそれほどでもありませんが、美しすぎる滝として話題を集めました。
滝の裏側に回ることもでき「裏見の滝」が味わえます。

白谷雲水峡/鹿児島県

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白谷雲水峡」は、屋久島の北東部にある、面積約4万2,000ヘクタールの原生林です。
イスノキ・タブノキ・スギ・ツガなどの樹々が見られ、白谷川の渓流沿いにはヤクシマショウマやサツキの群落も。

金作原原生林/鹿児島県

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鹿児島県・奄美大島の中部にある原生林です。
高さ約10mというヒカゲヘゴやシダ植物が林立しており、そのようすはまさに亜熱帯。

キノボリトカゲやルリカケスなどの希少生物もいます。
太古の昔を彷彿とさせる風景ですが、ハブが出ることがあるので、散策の際はご注意ください。

青く輝く湖や季節ごとに姿を変える山々など、日本全国にはたくさんの絶景スポットがあります。
一生に一度は、大自然が奏でる絶景の音色を感じとってみたいですね。

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