本土最南端 滞在型観光を推進 佐多岬野営場 小学校跡地に整備 予約不要で無料開放 鹿児島・南大隅町

2022/01/17 21:20

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南大隅町佐多馬籠に開所した佐多岬野営場

 南大隅町は佐多馬籠の旧大泊小学校跡地に「佐多岬野営場」を整備した。5200平方メートルの敷地の芝生広場にテントを設営できる。予約不要で無料開放している。
 本土最南端の佐多岬を核とした滞在型観光を推進する狙い。2019年度に着工し、21年夏に完成。新型コロナウイルスの影響で同年10月のオープンとなった。炊事棟、テーブルといす2セット、あずまや、トイレなどを備える。事業費は1億1800万円。県の補助金を活用した。
 鹿屋市旭原町の会社員(35)は昨年12月中旬、家族4人でキャンプに訪れた。「芝がきれいで利用しやすい。住民が優しく声を掛けてくれる」と気に入った様子だった。
 県道鹿屋吾平佐多線から佐多岬へ向かう町道の入り口。芝生の保護と安全のため、じか火のたき火や花火は禁止。ペットの同伴はできない。南大隅町商工観光課=0994(24)3115。

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