桜島 避難指示範囲を最大3→3.5キロに拡大へ

鹿児島[03/23 16:26]

鹿児島市の防災会議が23日開かれました。桜島で大きな噴石が飛散した際に、避難指示を発令する範囲をこれまでの3キロから最大3.5キロに拡大することなどが決定しました。
次の年度の市の地域防災計画について、専門家や県、マスコミなどが集まって話し合う鹿児島市の防災会議は、毎年この時期に開かれています。
桜島ではおととし6月の爆発で、弾道を描いて飛ぶ大きな噴石が、34年ぶりに火口から3キロを超えた集落近くまで飛散しました。これを受け、鹿児島市は噴火警戒レベル5の「避難」にあたる大きな噴石が飛んだ場合、これまで最大3キロの範囲で避難指示を出していたのを最大3・5キロに拡大し、避難を呼びかけます。
この範囲拡大により、鹿児島市は古里町と東桜島町の71世帯114人を新たな避難対象に加えました。市が提案した地域防災計画の修正案は、23日の防災会議で承認され決定しました。
(鹿児島市 下鶴隆央市長)「活発に活動を続ける桜島、地震災害への備えを行うにあたり、引き続き、市民の皆さんの命を守れるよう全力で取り組みたい」

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