沖縄ドライブ旅。本島南部の名所と絶景の道「国道331号」をゆく

Array

石黒まり花

2022/03/26

温暖な気候と島独特の文化や景観、食べ物などが有名な沖縄県には、本当に多くの見どころが点在しています。もちろん沖縄の魅力はそれだけではありません。実は、ドライブに最適な場所なのです。

沖縄本島は南北におよそ120kmあり、島を縦断するとなると2泊3日程度必要になるもの。そのなかで手軽に短時間に沖縄らしい雰囲気を堪能するなら、本島南部の「国道331号」がおすすめ!

今回は半島南部を一周している、この「国道331号」にスポットを当てて、おすすめのコースをご紹介していきたいと思います。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
ゆいレール県庁前駅からスタート!

本島南部は「ひめゆりの塔」や「沖縄県平和祈念資料館」など、沖縄戦の戦跡が残るスポットが点在し、歴史を体感できるエリアです。

また南城市を中心に、素晴らしいオーシャンビューのカフェが点在。ゆいレール県庁前から出発し、斎場御嶽(せーふぁうたき)までの約5時間の、爽やかでスピリチャルな絶景ドライブが楽しめますよ。

image by:Jihun Sim/Shutterstock.com

沖縄観光の必達スポット「国際通り」の最寄り駅。那覇の中心部を貫く約2kmの通りで、ショッピングはもちろん、沖縄の名物グルメに舌鼓をしながら出発に備えましょう。

毎週日曜日の午後は歩行者天国となり、エイサーなどのストリートパフォーマンスも実施されますよ。

「ひめゆりの塔」と「沖縄県平和祈念資料館」

image by:石黒まり花

ゆいレール県庁前駅をスタートし、車で約1時間弱。南部の代表的な歴史スポット「ひめゆりの塔」と「沖縄県平和祈念資料館」へまずは訪れます。

沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒を偲んでの慰霊碑や、沖縄戦の資料館など、沖縄が歩んできた歴史を目で見て感じる大変貴重な歴史資源です。

  • 沖縄県平和祈念資料館
  • 沖縄県糸満市摩文仁614-1
  • 公式サイト
自然を体感できる「おきなわワールド文化王国」

image by:石黒まり花

ひめゆりの塔から車で約20分、沖縄の文化や歴史、自然を体感できる「おきなわワールド文化王国」も必見です。鍾乳洞や玉泉洞、琉球古民家のジオラマなどたくさんの施設が点在する、沖縄ならではのテーマパークです。

エイサーの公演やハブのショーなど、沖縄ならではの実演プログラムも盛りだくさん。大人でも入園料2,000円と格安で沖縄を満喫できる人気スポットです。

  • おきなわワールド文化王国
  • 沖縄県南城市玉城前川1336
  • 公式サイト
ちょっと一休み「浜辺の茶屋」

image by:石黒まり花

沖縄の中でも「絶景カフェ」と呼ばれるカフェはいくつかありますが、この「浜辺の茶屋」はそれらのパイオニア的存在として、いつも観光客でにぎわっています。

ありのままの沖縄の姿をそのままカフェとして成立させたような店内。ナチュラルで素朴で、居心地の良い雰囲気が漂ってきます。

おすすめは見渡す限りの青い海を見ることが出来るカウンター席。満潮時には窓の真下まで波が押し寄せるほど海が近いため、カメラ片手に沖縄時間を満喫する贅沢を味わえますよ。

絶景広がる「ニライカナイ橋」

image by:Shutterstock.com

カフェでのまったりとしたひとときを楽しんだあとは、車で約30分強の沖縄南部の絶景スポットへ足を運んでみましょう。国道331号線を少し外れて山側へ走ると、「ニライカナイ橋」をのぞめる展望台に差しかかります。それが「ニライカナイ橋展望台」です。

ニライカナイとは、「海の先にある理想郷」という意味で、高低差約80m、全長約660mの海に向かってカーブを描く橋の姿は、見事なもの。遠くは「久高島」や「知念岬」など、コバルトブルーの海を臨むことができる本島南部で一押しの絶景スポットです。

  • ニライカナイ橋展望台
  • 沖縄県南城市知念知念
ゴールは「斎場御嶽」へ

image by:石黒まり花

斎場御嶽」は琉球の創設当時から崇められる、御嶽(聖地)であり、世界遺産です。かつては、王国の最高位だった開得大君が琉球の人々の平和と安泰を願う巡礼の場所としてお参りをしていた神聖な場所。

そして現代では発願の巡礼地として、多くの人が訪れます。同所は足場が悪くなっている個所や、石畳で滑りやすくなっている場所、急な傾斜や階段もありますので、歩きやすい格好での見学をおすすめします。

通称・神の島と呼ばれる「久高島」をのぞむ拝所や、自然が作り出した三角の空間が神秘的な岩、そして三角岩を進んだ奥には「三庫理(さんぐーい)」と呼ばれる神域は必見です。

沖縄南部の見どころは、今回ご紹介した「国道331号」沿いに集中していますので、スケジュールが組みやすく、効率的に見て回ることができます。那覇空港へのアクセスも良いため、何日間か沖縄観光を楽しんだ後の最終日に、ドライブ旅を組むのもいいかもしれませんね。

  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

コメント