投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部
2022年5月 9日
日本料理店の形式の1つである割烹。割烹の存在は知っていても、具体的にどのような特徴があるのか、料亭とどのような違いがあるのかはあまり知られていない。今回は、割烹の特徴や料亭との違いを解説していこう。
1. 割烹とは?
割烹には、主に日本料理を「調理する」という意味がある。
日本料理店をイメージする人が多いのではないだろうか。
「割」には下ごしらえをする、「烹」には加熱調理するという意味がそれぞれあるのだ。
一般的には、日本料理店を指す「割烹店」を指している場合が多い。
2. 割烹の特徴
割烹店は日本料理を提供する店で、割烹店で扱われている日本料理には刺身・生もの・酢の物・焼き物・煮物・汁物などがある。
これらの日本料理が一品ずつ提供されるのが大きな特徴だ。
また、割烹店は調理場と食事場がワンフロアにあり、調理人と客が向かい合うのが基本スタイルである。
割烹店はオープンな雰囲気で、調理人と客の距離が近いのも大きな特徴だ。
調理人が料理をする姿を見たり、会話を楽しんでみたりして割烹店ならではの雰囲気を楽しんでみよう。
3. 割烹と料亭の違い
割烹と混同しやすい日本料理店に「料亭」がある。
続いては、割烹と料亭の違いについて解説しよう。
割烹は調理場と食事場がワンフロアにあるが、料亭は調理場と食事場が完全に分かれている。
座席は割烹店がカウンターになっているのに対し、料亭は座敷席であることがほとんどだ。
料亭は割烹店とは異なりコース料理であることが多く、あらかじめ出される料理は決まっている。
また、割烹店は板前が接客することが多いが、料亭は板前とは別に接客を担当するスタッフを配置している。
結論
今回は、混同しやすい割烹と料理の違いを解説してきた。
2つとも同じ日本料理店を指す言葉だが、実はいくつもの違いがあることを理解してもらえたと思う。
目的や一緒に行く相手など、その時の状況にあわせて割烹か料亭どちらを利用するか決めてみてはいかがだろうか。
- 更新日:
2022年5月 9日
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