鹿児島東西道路 来年4月にも掘削工事開始

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 鹿児島インターから鹿児島市中心部に向かう渋滞を解消するための鹿児島東西道路の掘削工事が早ければ来年4月にも始まることがわかった。約10年後の完成を目指す。
 鹿児島市や県のバス協会、トラック協会などでつくる建設促進期成会は東西道路や南北幹線道路の早期の完成を目指している。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに対面で開かれた。2001年度に事業化された鹿児島東西道路。鹿児島インターから中心部に向かう3.4キロのうち田上インターから甲南インターまでの2.3キロがトンネルだ。
 今年3月からシールドマシンと呼ばれるトンネルを掘り進める機械の組み立て作業が行われている。1年程度をかけ完成させる予定で、早ければ来年4月にも掘削工事を始めることがわかった。出席者からは安全対策についての質問などが挙がり鹿児島国道事務所の担当者が1つ1つ応じた。掘削を終えたあと非常口や換気設備を取り付け舗装工事を行う。掘削の開始から10年程度をかけ完成を目指すという。下り車線が完成した後、上り車線の工事に取りかかる見通し。
 一方、国道10号から鴨池などを経由し産業道路につなぐ南北幹線道路については事業化の見通しが立っていない。期成会では、東西道路の早期の完成や南北幹線道路の事業化などを国や県などに要望することにしている。

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