鹿児島湾を高速船でぐるっと 12月18日、初の「ジオパーククルーズ」実施

2021/11/27 21:00

image

「ジオパーククルーズ」で使われる高速船ロケット

 種子屋久高速船(鹿児島市)は、ジェットフォイルで鹿児島湾を巡る「ジオパーククルーズ」の実証運航を12月18日に実施する。小学4〜6年生と保護者を対象に、参加者を1日から募集する。
 桜島や江戸時代の海底噴火で隆起してできた新島の周辺を周遊。専門ガイドが同行し湾の生い立ち、湾奥部に当たる姶良カルデラについて解説する。
 種子島、屋久島航路で運用する高速船トッピー・ロケットを、鹿児島湾内で活用するのは初めて。新型コロナウイルスの影響を受ける交通事業者の観光需要創出を対象にした、国の補助を受ける。
 実証を踏まえ、県内外の修学旅行での利用を目指す。森克俊取締役は「高速船なら短時間で鹿児島湾の魅力に触れられる。新たな観光商品として確立し、需要を取り込みたい」と話した。
 鹿児島市の高速船旅客ターミナルを午前10時に出港、湾奥を回り指宿市まで南下、同市のホテルで昼食後、鹿児島港に戻る。小学生1000円、保護者2000円。定員120人。コールセンター=099(223)4252

コメント