カツオのビンタ(頭)を丸ごとガブリ 転入先生を枕崎ならではの流儀で歓迎

カツオのビンタ料理を頬張る転入の先生たち=14日、枕崎市の立神小学校

 カツオのビンタ料理を頬張る転入の先生たち=14日、枕崎市の立神小学校

 鹿児島県枕崎市の立神小学校と立神中学校に今春転入した教職員を、地元名物のカツオのビンタ料理でもてなす歓迎会が14日、同小学校であった。PTA主催の恒例行事だが新型コロナ禍で縮小開催が続き、4年ぶりに両校合同で開いた。
 転入者7人は、頭にカツオの背皮で作ったかぶり物を載せて入場。まずは地元の宮路益雄さん(69)から食べ方の指南を受けた。テーブルには4キロものの中型カツオの頭をみそで煮込んだ料理が並び、始めはおっかなびっくりの先生たちも、次第に大胆に手づかみで頬張っていた。
 中学校に着任した大野暁校長(56)は「枕崎ならビンタ料理と赴任前から楽しみにしていた。本当においしい。こんな温かい歓迎を受け、これから学校を通して恩返ししたい」と感謝を述べた。

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