全国的に記録的な不作の「梅」 暖冬で宮崎県内の梅園も大きな打撃

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全国的に梅の実が、記録的な不作となっています。
不作の原因は暖冬で、宮崎県内の梅園も大きな打撃を受けています。
(三浦功将記者)
「この季節、多くの人が梅ちぎりに訪れています。ただ、肝心の梅が今年は歴史的な大凶作になっているんです」
日南市北郷町の山あいに広がる「北郷梅林園」。
およそ1200本の南高梅が植えられていて、毎年、この時期は梅ちぎりに多くの人が訪れています。
しかし今年は…
(北郷梅林園 谷口善裕さん)
「初めてですね、こんなに実がならないのかとスタッフ一同がっかりしているんです。今年の凶作を表すような枝です。これで例年の3分の1くらい。例年であれば去年は5個くらいそれぞれ(実が)ついていく」
梅は冬の間、気温が5度以下の時間が700~800時間あるとたくさんの実をつけます。
しかし、北郷梅林園では、今年の冬、5度以下が500~600時間にとどまり、今シーズンの出荷はまだ1度だけとなっています。
北郷梅林園では、不作でも量り売りの料金も大きく変えずに提供しています。
(北郷梅林園 谷口善裕さん)
「生産者として何ができるのか次につなげるにはどうしたらいいのかということを考えていくいい機会なのかと思っている」
記録的な梅の不作に関係者も不安を募らせています。

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