宝酒造が売り出した462万円の国産ウイスキー(同社提供)
宝酒造は1日、462万円の国産ウイスキー「白河1958」(700ミリリットル入り、税込み)を70本限定で売り出した。同社の商品では過去最高額。公式サイトで先着順に1人1本のみ、令和5年2月22日まで注文を受け付け、同年5月以降に商品を発送する。
福島県白河市の工場(平成15年に閉鎖)で昭和33(1958)年に蒸留された原酒のみを使ったシングルモルトウイスキー。原酒は工場閉鎖後に宮崎県の工場で保管されていた。
同社によると「世界で販売されたシングルモルトジャパニーズウイスキーの中でも極めて古い原酒」(広報担当者)。なめらかな口当たりとオーク樽由来の複雑な芳香が特長という。
「白河1958」は子会社の英トマーチン社が今年9月、全世界向けに1500本限定(2万5千ポンド)で発売しており、この一部を日本向けに出す。「海外でのジャパニーズウイスキー需要の高まりを受け、国内でも注目が集まっている」ことから、日本での販売を決めたとしている。
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