鹿児島・南大隅の「雄川の滝」、7月から有料に

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雄川の滝=鹿児島県南大隅町

 NHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニング映像にも使われた雄川の滝(鹿児島県南大隅町)の観光が、7月から有料になる。観光地の維持管理のため、町は来場者に300円の入域料を支払ってもらうことにした。

 維持管理費として年間1100万円がかかっており、町が昨年11月に有料化に向けた実証実験をしていた。町によると、実験期間中の3日間に観光客1428人が訪れた。そのうちの9割が料金の支払いに応じたといい、同時に実施したアンケートでも料金徴収に理解を示す意見が多かったという。町が設置した検討委員会の意見も踏まえ、有料化に踏み切った。

 関連する条例案が2月28日の定例町議会で可決された。実施は7月1日から。入域料は中学生以上300円、小学生150円、小学生未満無料。障害者手帳保有者は中学生以上200円(小学生は無料)となっている。6月末まで告知に力を入れる。(仙崎信一)

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