有田焼・十五代柿右衛門×三島村焼酎コラボ 長期醸造酒に記念ボトル 予約販売、1本30万円

芋焼酎「みしま村」の長期熟成酒を入れる柿右衛門の陶器(三島村役場提供)

芋焼酎「みしま村」の長期熟成酒を入れる柿右衛門の陶器(三島村役場提供)

 

鹿児島県三島村は、同村黒島にある公設公営の焼酎蔵「みしま焼酎 無垢(むく)の蔵」で長期熟成した芋焼酎を、11月1日から販売する。
佐賀県の有田焼の窯元、十五代酒井田柿右衛門さんが手掛けた陶磁器の記念ボトル入りで、村特産の大名竹を描いている。

村は2018年に蔵を開設。
焼酎で一般的に長期とされる3年以上の熟成焼酎は、初めて出荷する。

記念ボトルはアルコール度数36度、720ミリリットル入り30万円。
先着30本限定で要予約となっている。
名前を記した銘板は屋久杉で作られ、陶器と一緒にきり箱に入れて送る。

大名竹のタケノコは村の特産として出荷されている。
村によると、地域おこし活動を通して柿右衛門さんに話が伝わり協力を得た。

柿右衛門さんは、2泊3日で実際に黒島へ足を運んで写真を撮影。
いくつかの植物の中から、大名竹が三島村を代表する植物と感じ、題材として選んだ。

定住促進課の飯田隆志係長は「島に行ったことがある人は、思い出しながら飲んでほしい。
行ったことのない人も、柿右衛門さんの陶器から、島や焼酎に関心を持っていただければ」と話した。

記念ボトルの予約は10月1日から始まり、既に6本の予約が入っている。
はがきかメールで申し込める。問い合わせは三島村役場=099(222)3141。

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