「みしま県立自然公園」１２日指定 式典で祝う

鹿児島県[04/12 16:09]

鹿児島県三島村が１２日、県内１０か所目の県立自然公園に指定され、記念式典が開かれました。
三島村の竹島、硫黄島、黒島は、優れた自然の風景地を保護してその利用を促すための「県立自然公園」に１２日指定され、鹿児島市のフェリーみしまターミナルで記念式典が開かれました。
三島村では３つの有人島におよそ３５０人が暮らしていて、竹島と硫黄島でおよそ７３００年前の鬼界カルデラの噴火でできた地形地質、黒島で森林植物群落など多彩な自然を見ることができます。
式典では、塩田知事から三島村の大山辰夫村長に県が制作した３つの島のＰＲパネルや、各島の住民の協力を得て作った周遊マップ、ＰＲ動画が贈られました。
（三島村　大山辰夫村長）「研究のフィールドとしても非常に貴重な所だと聞いている。村民一同で共有しながらしっかりと守り、継承していく」
なお、三島村では新型コロナの感染者が出た場合に限られた医療資源のひっ迫が懸念されることから、観光やレジャーなど目的とした島への移動は自粛するよう呼びかけています。