「初めて見た」“薩摩富士”が真っ白に 台風2号も影響?

「初めて見た」“薩摩富士”開聞岳が真っ白に 台風2号も影響? 鹿児島|TBS NEWS DIG

MBCスクープ投稿に届いたのは真っ白な山の写真。普段の姿とはあまりに違いすぎるため分からないかもしれませんが、実は指宿市の開聞岳です。でも、どうしてこんな姿に?
今月2日の午後7時10分ごろに撮影された真っ白な開聞岳。よく見ると表面が雲ですっぽりと覆われています。
(撮影したりらさん)「買い物に行ったら写真をとっている人も何人かいて、なんだろうと思ったら開聞岳全体に雲がかかっていた。びっくりして初めてみた」
開聞岳は美しい円錐が特徴で“薩摩富士”とも呼ばれます。普段は青々としていますが、この日はまったく異なる姿をしていました。
どうしてこうなったのでしょうか?そこには先週、日本に接近した台風2号が影響した可能性があります。写真が撮影されたのは、台風2号が県内から離れつつあった時間帯でした。
MBCウェザーセンターでは、『台風による雨で湿度が高かった一方で、天気が回復に向かい乾燥した空気も入り始めている状況だったため、開聞岳の山肌から降った雨が蒸発して雲となり、山をまとうように現れた』のではないかとみています。
撮影したりらさんによりますと、雲はおよそ20分後にはなくなりました。
天気が大きく変わるときには、山では気流が乱れて珍しい雲が現れることがあります。ほんのわずかな間だけ出現した真っ白な開聞岳。
台風2号が去り際に残した“置き土産”だったのかもしれません。

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