【ガーデニング】日陰と寒さに強い花「冬の庭でも元気に咲く」多年草・最強5選

LIMOが2022年11月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年11月18日)

来月はいよいよ12月。徐々に寒さが強まる季節になりました。太陽の位置も春や夏に比べると低くなり、徐々に日当たりが悪くなっているところもあるのではないでしょうか。

この時期に気をつけたいのは、日陰と寒風です。環境が急に変わると植物は調子を崩し、最悪の場合枯れてしまうこともあります。

そこで今回は、冬の庭でも元気に咲く、日陰や寒さに強い多年草を紹介します。さっそくみていきましょう。

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1. 日陰や寒さに強い!オススメの多年草5選

1.1 クリスマスローズ

気品のある佇まいで冬の庭を彩るクリスマスローズ。「冬の貴婦人」「冬の女王」と呼ばれ、世界中の人々に親しまれている常緑の多年草です。

1~3月が開花期で、うつむきかげんに咲く姿は儚げですが、同時に寒さにも負けない力強さも感じさせます。

クリスマスローズのほとんどは実生苗。品種名はなく、ピンクやイエロー、ホワイトなどの花色、シングルやダブルといった花の形状、スポットやピコティなどの模様の入り方で苗を見分けます。

日陰にも強い植物ですが、半日陰~明るい日陰が生育に適しています。夏の高温多湿が苦手なので、初心者は鉢植えで移動させながら育てるほうが安心です。※参考価格:500~1000円(3号ポット苗)

1.2 ビオラ・ラブラドリカ

黒葉スミレとも呼ばれるビオラ・ラブラドリカは常緑多年草。黒にも見える濃い紫の葉がとてもオシャレで、グランドカバープランツとして植えるのもよいでしょう。

紫色の小さい花は愛らしく、シックな庭にピッタリ。寒さにも強く、日陰の庭でも育てられるのが嬉しいところです。開花期は早春から初夏なので、冬の間は葉を楽しみましょう。

這うようにして広がりますが、旺盛というほどではありません。管理もしやすいでしょう。※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

1.3 スズラン

釣鐘型のカワイイ花を咲かせるスズランは宿根草。白やピンクの花は初夏に終わりを告げ、秋が深まると地上部が枯れて休眠します。

冬の間は枯れてしまいますが、土の中では生きているので掘り起こさないようにしましょう。春になると再び新芽が伸びて生長するようになります。

生育場所は半日陰や明るい日陰がオススメ。強い直射日光は避けるようにしましょう。夏の間は涼しい場所が適当です。
その愛らしい姿とは反対に、スズランは毒をもっている植物です。ガーデニングをする際は必ず手袋を装着して扱うようにしましょう。※参考価格:700〜1000円前後(3号ポット苗)

1.4 ヒューケラ

日陰で生育可能なヒューケラは、寒さにも強い多年草。カラフルな葉色は一年中あせることがなく、シェードガーデンにもオススメです。グランドカバープランツとして冬の庭を鮮やかに彩ってくれるでしょう。

ヒューケラの開花期は5~7月で、赤や白などの可愛らしい小花を咲かせます。

ヒューケラは高温多湿が苦手。多湿よりも乾燥を好むため、水はけのよいところで育てるようにします。花ガラや枯れた葉は適宜抜き取りましょう。※参考価格:500~700円前後(3号ポット苗)

1.5 リリオペ(ヤブラン)

グランドカバープランツとして重宝するリリオペは涼しげな葉が特徴的な多年草。スッと伸びた美しい葉は寒さや日陰にも強く、一年中楽しむことができます。シェードガーデンにもオススメです。

リリオペは8~10月が開花期。紫や白の可愛らしい花を楽しむことができます。今の時期は葉を楽しむようにしましょう。

細長い葉は破れやすいので、ちぎれた葉はカットして見た目をキレイに保ちましょう。強健な性質なので、初心者にもオススメです。※参考価格:400~1000円前後(3号ポット苗)

2. まとめにかえて

今回は日陰や寒さに強い!オススメの多年草を紹介しました。冬の日陰は特に寒さが厳しいため、植物の状態をよく観察しながら育てることが大切です。

特に霜がおりるような寒さのときは、根が傷んでしまう可能性もあります。寒さに強いとはいえ、防寒対策をおこなっておくと安心です。

冬の庭はどうしても彩りが少なくなりますが、多年草と一年草を上手に組み合わせることで、カラフルな庭に仕上げることも可能です。寒さに負けず、冬のガーデニングも楽しんでくださいね。

LIMO編集部

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