【菱田蒸溜所】始動。無二の酒水と120年の蒸溜技術で生まれるウイスキーを届けたい

販売はMakuakeが初!私たちが造る初めてのウイスキーをお愉しみください!

みなさん、おやっとさぁ!「菱田蒸溜所」の小薗(こぞの)です!

私たちが働く「菱田蒸溜所」は鹿児島県大崎町の菱田にあります。もともとは天星酒造の名のもと、焼酎造りを専門にする蔵元でしたが、2021年に参加した日本唯一の洋酒品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2021」の焼酎部門で最高金賞を獲得し、焼酎だけではなく洋酒の専門家からもたくさんのフィードバックをいただいたことで、大きく視野が広がりました。

そして湧きあがってきた想いが「わげぇのそつ(焼酎)を生む水を使って、ウイスキーを製造したらどげんなっかね?」。そこから様々な出会いを経て設備を導入、2022年の11月にウイスキー製造を開始しました。

熟成はまだまだこれからですが、蔵自慢の軟水を使用することにより、非常になめらかでフルーティなニューメイクが出来あがっています。販売は今回のMakuakeが初めて!私たちが造るウイスキーをぜひお愉しみください。

ニューメイクとは?

溜したばかりのウイスキーの原酒の事で、樽に詰める前なので無色透明です。市販されることは少ないですが、この時点でも様々な風味の違いをお愉しみ頂けます。

仕込み水「菱田の地下水」について

菱田蒸溜所は平成の名水百選にも選ばれた「普現堂湧水源(ふげんどうゆうすいげん)」の下流域にあり、私たちが仕込みに使っている「菱田の地下水」は県内でも随一の軟水とされています。

鹿児島県は火山の多い地であり、そこに流れる水は火山帯の特長である様々なミネラルを多く含みます。しかし「菱田の地下水」は降り積もった約80mに及ぶシラスの層だけでなく、その下の砂層と砂利層で磨かれることで、ミネラル分を多く含まない軟水(硬度46)となります。

アルコールを製造するにあたって「仕込み水」の役割は非常に重要であり、酒質を大きく左右します。

この「菱田の地下水」は鹿児島県でも無二の酒水として知られていて、明治頃には多くの酒蔵が菱田に集中しておりましたが、現在では天星酒造 一社となりました。

私たちはこの素晴らしい銘水を使用して、柔らかく滑らかな口当たりのウイスキーづくりを目指しています。

↓こちらが水質検査の証明書です。

製造責任者よりご挨拶

みなさん、はじめまして!製造責任者の中原 優(なかはら ゆたか)です。

菱田蒸溜所のスタッフに加わる前は、滋賀県長浜市の長濱蒸溜所で3年間、ウイスキーの製造に携わっていました。

長濱蒸溜所では、全国からお越しいただいた沢山のファンの皆さまとの交流を通じて、ウイスキーの持つ魅力と味わいに感銘を受けたのを覚えています。

菱田の温暖な気候と、私たちの持つ銘水がウイスキーにどのような影響をもたらすか、今から愉しみでなりません。今後、グレーンウイスキーの製造をはじめ様々な挑戦を行って参りますので、ぜひともご期待ください。

蒸溜設備について

菱田蒸溜所の稼働にあたり、マッシュタンと銅製のハイブリッドスチルを新規導入いたしました。

そのためモルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方を製造することが可能です。数年後には同一蒸溜所内でのブレンデッドウイスキーの販売も見据えています。

↓銅製のハイブリッドスチルの写真です。

↓マッシュタンです。原料に「菱田の地下水」を加えて、麦汁を造ります。

モルトウイスキー、グレーンウイスキーとは?

モルトウイスキーとは大麦麦芽を原料に単式蒸溜機で2回以上の蒸溜を行ったウイスキーの事を指し、グレーンウイスキーとは穀物を原料に連続式蒸溜器で蒸溜を行ったウイスキーを指します。

一般的にモルトウイスキーは個性が強いのに対して、グレーンウイスキーには風味が軽く飲みやすいものが多い傾向にあります。

菱田蒸溜所が保有するハイブリッドスチルでは単式、連続式どちらも蒸溜可能であり、原料や用途により使い分けています。

独自の焼酎蒸溜技術「早垂れ蒸溜法」

私たちの焼酎造りで、最も特徴的な技法がこの「早垂れ蒸溜法」です。

蒸溜開始からの経過時間により蒸溜液を「初溜」「初垂れ」「本垂れ」「末垂れ」の4種に分け、真ん中の初垂れと本垂れのさらに一部を「早垂れ」として採取します。4種の原酒それぞれで味や香気成分が違うため、採取の仕方により風味の特徴が全く変わりますが、採取法を研究し独自の風味を開発しています。

この「早垂れ蒸溜法」は、滑らかでクセがなくそれでいて華やかな焼酎を目指した結果、先代杜氏が採用した技法ですが、ウイスキー製造における「ミドルカット」と非常に良く似ています。その想いと技術を受け継いだ私たちが、これからのウイスキー造りにもこの技法を活かしてまいります。

TWSC 2年連続最高金賞焼酎「天星宝醇 赤」

日本唯一の洋酒品評会である「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」において、2020年から新設された「焼酎部門」。そこで「早垂れ蒸溜法」を用いて製造した「天星宝醇 赤」が2021年、2022年と最高金賞を受賞しました。

最高金賞は2021年で言うと全255点のなか、17点(6%)のみの受賞と非常に狭き門でした。これは私たちスタッフ一同の誇りでもあります。

激励のお言葉

大崎町長 東 靖弘」様

先日TVで取材・放送されたのを機に、大隅半島で初めてモルトウイスキー製造をするということが話題になって「大崎町でやってるんですね!?」という関心をすごくもらうことが増えました。

やはり我々の住む鹿児島では「芋焼酎」というカテゴリがあるのですが、新たな酒類製造というのはすごく話題性があるんですよね。ここからがスタートなので国内に、そして世界に広がっていく、そんな感じに成長していくようになって頂ければと思っています。

焼酎がメインの鹿児島人にとってウイスキーって名前は知っているけど普段馴染みがあまりない。ウイスキー製造をすることで新たな発想で多くの方を呼び込んで頂いて、これを「大崎ブランド」「菱田蒸溜所ブランド」を作り上げ、大崎町の観光資源として多くの皆様に足を運んで頂き、名声を高めてもらえればすごく嬉しく思います。

頑張ってください!

「小正嘉之助蒸溜所株式会社 代表取締役社長 小正芳嗣 」様

菱田蒸溜所設立おめでとうございます。

同じ鹿児島の地で新たなウイスキー製造の仲間が増え、ジャパニーズウイスキーをお互いに盛り立てることができること、大変嬉しく思っております。本格焼酎製造のノウハウをウイスキー製造に大いに活かして、ファン獲得にご尽力されること、益々のご発展を祈念しております。

T&T TOYAMA代表 稲垣 貴彦 」様
ジャパニーズウイスキーボトラーズT&T TOYAMAの稲垣です。

菱田蒸留所の立ち上げおめでとうございます!長濱蒸溜所で培われた技術が、新たな地で新たな挑戦を生み出していくことに興奮を覚えます。

ウイスキーの多様性の種が各地に捲かれ、芽吹こうとしている今、業界全体で日本のウイスキーを育てていくことが必要になります。T&Tとしても長濱蒸溜所と菱田蒸溜所と共に日本のウイスキー産業の発展に協力していければと思います。

「Shinjuku Whisky Salon/BAR LIVET オーナーバーテンダー 静谷和典 」様

鹿児島県、菱田の地は年間を通して過ごしやすく温かい事が特徴です。以前はこの地に20件以上の酒造会社がございましたが現在は僅か1件のみ。120年以上続く焼酎造りのノウハウと超軟水で知られる名水はウイスキー作りにおいても強いアドバンテージとして昇華していく事でしょう。

姉妹蒸溜所である長濱蒸溜所とはまた異なる可能性に満ちた菱田蒸溜所。2つの大きなポテンシャルが重なり合うジャパニーズウイスキーの未来がとても楽しみです。

「長濱蒸溜所 チーフブレンダー 屋久佑輔 」様

鹿児島、菱田の地の名水、仕込み水でもあり最大の特徴を持つ『超軟水』。

自然豊かな環境と良質な水でウイスキーを作り、温暖な南の地で熟成され、長濱蒸溜所とは異なる将来仕上がってくる酒質の熟成原酒たちが今から楽しみでなりません。

出来上がりのニューポットも非常に洗礼されておりクリーミーさの中にしっかりとした骨格。熟成を経て更に進化する菱田の原酒が楽しみです。長濱蒸溜所の姉妹蒸溜所としてお互い切磋琢磨し合い、日本のウイスキー産業を共に盛り上げていけたらと思う次第です。

資金の使い道

昨今の世界情勢により、熟成をする樽をはじめ輸送資材など様々なコストが高騰しています。その購入に充当させて頂きます。

スケジュール

2023年4月14日 プロジェクト開始

2023年6月13日 プロジェクト終了

2023年9月 ニューメイク製造およびリターン品順次発送

※カスクオーナー商品に関しましては3年~5年での発送を予定しておりますが、熟成の度合いにより大きく前後する可能性がございますのでご了承ください。

実行者紹介

1901年初代松永貞信が酒類製造業を創業、1954年三代目松永貞雄が株式会社を創設。以来、鹿児島県志布志市で様々な醸造技術開発を行ってきました。そして現在も世界の人々に愛される蒸溜酒造りを目指し新たな挑戦を続けています。

【天星酒造株式会社】

〒899-7301 鹿児島県曽於郡大崎町菱田1270

TEL:099-477-0510

代表取締役:森藤 雅礼

公式Webサイト:https://tensei-shuzo.com/

〇カスクオーナー約款モルトウイスキー

カスクオーナー約款モルト

〇カスクオーナー約款グレーンウイスキー

カスクオーナー約款グレーン
リスク&チャレンジ

本プロジェクトの商品は、ニューメイクリターン品2023年12月まで、カスクオーナーリターン品2026年10月から2028年12月末までに配送を完了する予定です。 ※ご注文状況、使用部材の供給状況や製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。その際、活動レポートにてご報告させていただだきます ※開発中の製品につきましては、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もあります ※未成年の飲酒は法律で禁止されております ※妊娠中・授乳期の飲酒はお控えください ※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。 ※原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。 ※カスクオーナーリターンの応援者様は、本文にある約款を必ず一読の上、ご購入お願い致します。 ※不測の事態・不可抗力についてウイスキーの樽は木材で造られています。木材劣化による液漏れやその他不測の事態が起きた場合、可能な限り損失を補償若しくはカスクの代替品をご用意致します。しかしながら下記に該当する不可抗力の状況があった場合、弊社には本約款における債務の不履行認められます。不可抗力の発生期間については、本約款における補償の範囲外になるとみなし、カスクオーナー様は不可抗力により生じた損失については補償を受けることが出来ないものとします。不可抗力とは、戦争・テロ・政情不安・輸出入制限・政府決定若しくは規制・ストライキによる蒸溜所の一時閉鎖・封鎖又は他の労働争議・火災・洪水・暴風雨・ハリケーンなどの自然災害・事故又はそれに類する当社の債務不履行が認められる場合をいいます。

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