ウイスキー国際コンペWWA2部門で「日本一」 本坊酒造、鹿児島熟成ものでは初

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シングルカスク駒ヶ岳 屋久島エージング Cask No.2026
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シングルモルト駒ヶ岳 AGED 9 YEARS スモールバッチ

 英国のウイスキー専門誌が主催する国際コンペ「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2023」で、本坊酒造(鹿児島市)の商品が2部門で国別トップに選ばれた。同社の受賞は2年連続で通算5回目。
 製造過程によって部門が分かれ、シングルカスク・シングルモルト部門では屋久島で熟成した「シングルカスク駒ヶ岳 屋久島エージング Cask No.2026」(700ミリリットル、1万6500円)、スモールバッチ・シングルモルト部門は「シングルモルト駒ヶ岳 AGED 9 YEARS スモールバッチ」(700ミリリットル、1万7600円)がそれぞれ受賞した。いずれも数量限定での販売。
 同社は長野県と南さつま市でウイスキーを蒸留し、屋久島を加えた3カ所で貯蔵・熟成する。同社が県内で熟成したウイスキーが日本一になったのは初めて。本坊和人社長(69)は「気候の変化がダイナミックな鹿児島はウイスキーづくりへの高いポテンシャルを秘めている。ワールドベストを狙って挑戦を続けたい」と話した。
 同コンペには約40カ国から1500を超える銘柄が出品された。日本からは79銘柄の出品があり、10部門で国内最高賞が選ばれた。

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