ゆらり「つるし雛」 春めく商店街 鹿児島

　色とりどりのつるし雛が並ぶ会場＝さつま町の町商工会本所

　【別カット】色とりどりのつるし雛が並ぶ会場＝さつま町の町商工会本所

　鹿児島県さつま町宮之城屋地、虎居の両商店街で、恒例の「ささ福かざり」が開かれている。メイン会場の２カ所と約３０店舗に赤や黄色のつるし雛(びな)が展示され、華やかな雰囲気を演出している。１６日まで。入場無料。
　商店街ににぎわいを取り戻そうと、町商工会とＮＰＯ法人「ひっ翔べ！　奥さつま探険隊」の女性有志が２０１３年から開いている。メイン会場の一つ、町商工会本所にはつるし雛約９０点が並ぶ。このほか紫色などの布を手縫いし、藤の花をあしらった飾り物３３６本も展示されている。
　町商工会女性部長の得永小夜子さん（６２）は「地域を盛り上げようとみんなで力を合わせた作品が展示されている。色鮮やかな作品を見て、少し早い春を感じてもらえたら」と話している。