イオン鹿児島鴨池店 8月末閉店、再開発へ 商業、複合型施設を視野 築49年、設備が老朽化

8月末で閉店するイオン鹿児島鴨池店=鹿児島市鴨池2丁目

 8月末で閉店するイオン鹿児島鴨池店=鹿児島市鴨池2丁目

上空から見たイオン鹿児島鴨池店=本社チャーター機から撮影

 上空から見たイオン鹿児島鴨池店=本社チャーター機から撮影
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 鹿児島市鴨池2丁目のイオン鹿児島鴨池店が8月末に閉店することが24日、分かった。イオン九州(福岡市)によると、1975年の開業から49年経過しており、施設の老朽化が主な要因。閉店後は建物を解体し、イオングループが商業施設や複合型施設などを視野に再開発する。
 同日から従業員や入居する60店舗に閉店の説明を始めた。同社によると、閉店理由は経営悪化ではなく、空調や配管といった設備面の老朽化での故障リスクが高いことが主因としている。再開発の内容やスケジュールについては検討中。
 同店は1975年、鴨池動物園跡地にダイエー鹿児島ショッパーズ・プラザとしてオープン。当時は県内では珍しい大型商業施設だった。2015年、イオングループに運営が移り、土地と建物はイオン九州が取得した。鉄筋コンクリート2階建てで、店舗面積は約2万1000平方メートル。
 直営店舗の従業員はパートなども含め約290人。イオンモール鹿児島や同社が展開するスーパー、マックスバリュなど、近隣店舗で受け入れる予定。

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