真っ白な大きな花を咲かせるサツマノギク=17日、南さつま市笠沙町片浦
海岸沿いで咲き誇るサツマノギク=17日、南さつま市笠沙町片浦
海沿いの街道を彩るサツマノギク=17日、南さつま市笠沙町片浦
鹿児島県南さつま市笠沙で、旧笠沙町花のサツマノギクが見頃を迎えた。かれんな姿の群舞が海辺や路傍に彩りを添えている。11月いっぱいが花の盛りで、白のほかピンクや黄色もある。
自生地が減少したため、住民グループ「サツマノギクを植える会」が「ノギクの里」復活を目指して3年前から植栽している。これまで14カ所に約3000株。橋口一郎代表(70)は「元々笠沙の気候に適しており、年々咲き具合がよくなる」と喜ぶ。
同市笠沙町片浦の高崎山展望所では約2000株が満開。ドライブ中に立ち寄った鹿児島市田上2丁目の河野典子さん(54)は「かわいくて笑顔を誘う花。海の景色と一緒に楽しめた」と話した。
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