マイナ保険証 43%の市町村「延期を」 現行の保険証 46%が「予定通り廃止に」 鹿児島県内

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 マイナンバーカードの見本(総務省ホームページより)

 共同通信が全国の市区町村長に実施したアンケートで鹿児島県内は、現行の健康保険証を来年秋に廃止する政府方針に対し、46.2%が予定通りの廃止を求めた。延期を求めているのは43.6%だった。
 県内43市町村長のうち、39人が回答した。「予定通り廃止すべきだ」と答えたのは、霧島、薩摩川内、姶良など18市町村。「廃止を延期するべき」と答えたのは、鹿屋など17市町村。
 4市町は「その他」と回答した。「国民の不安解消に努め、理解を得た上で健康保険証は廃止すべきだ」(いちき串木野市)、「安心してマイナ保険証を登録・利用できるまでは、点検・改善を徹底すべきだ」(錦江町)と問題解決を望む声や、「当分の間、現行の保険証とマイナンバーカードの併用としてほしい」(垂水市)という意見もあった。
 鹿児島市は「国の通知なども踏まえ、適切に対応していく」などと回答した。
 未回答は枕崎、出水、曽於市と伊仙町。

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