九州最南端にある佐多岬灯台 擬人化キャラは優しそうな男の子 「燈の守り人」制作委、南大隅町に使用権贈呈

佐多岬灯台を擬人化したキャラクター=南大隅町役場

 佐多岬灯台を擬人化したキャラクター=南大隅町役場

佐多岬灯台を擬人化したキャラクターの使用権を贈呈した柴田英知さん(左)=南大隅町役場

 佐多岬灯台を擬人化したキャラクターの使用権を贈呈した柴田英知さん(左)=南大隅町役場

佐多岬灯台を擬人化したキャラクターの使用権を贈呈する柴田英知さん(右)=南大隅町役場

 佐多岬灯台を擬人化したキャラクターの使用権を贈呈する柴田英知さん(右)=南大隅町役場

 九州最南端にある鹿児島県南大隅町の佐多岬灯台を擬人化したキャラクターが誕生し、町に19日、無償で使用できる権利が贈られた。町は佐多岬マラソンなどのイベントで活用したり、町のPRに役立てたりする。
 灯台の魅力発信を目指す「燈(あかり)の守り人製作委員会」(東京)が全国の灯台を順次擬人化している。2022年度までに40基のキャラが誕生し、県内では屋久島灯台も対象となっている。
 佐多岬は、ごつごつとした岩場の上にちょこんと灯台があることから、優しく気弱な雰囲気のある男性キャラにしたという。御崎祭りで使う矛や傘をモチーフにした和傘の武器を持っており、小柄だが力持ちという設定。
 プロデューサーの柴田英知さん(45)は「ポスターや商品開発に役立ててほしい。いずれは灯台の聖地のスタンプラリーなどを開き、町と一緒に盛り上げられれば」と語った。
 石畑博町長(67)は「最初は女性かと思っていた。斬新なイメージのキャラ。話題となって、若い人が町に来てくれればうれしい」と話した。佐多岬灯台キャラは、製作委員会が今春始めるウェブ漫画に登場する予定。

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