冷酒のおすすめ10選!銘柄・ブランドや飲みやすいタイプなど人気のアイテムをご紹介

冷酒のおすすめ10選!銘柄・ブランドや飲みやすいタイプなど人気のアイテムをご紹介

冷たい日本酒「冷酒」を楽しんでみませんか?飲みやすいすっきりとした喉越しは、大吟醸や生酒などのそれぞれが持つ個性をより鮮やかに引き立ててくれます。こちらでは、辛口や甘口などの特徴のほか、安い価格で手に取りやすく、冷酒として楽しむのに向いたお酒をたくさんご紹介します。

冷酒とは

「冷酒」とは冷えた日本酒のことで、温度は5~10℃程度が一般的です。じつは冷酒は温度によって呼び方が異なり、大きく「花冷え」「雪冷え」「涼冷え」に分けられます。

およそ5℃刻みで呼び名が変わり、約10℃くらいの冷たさでいただくのが「花冷え」です。これは最も一般的な冷酒で、私たちが普段飲んでいる冷酒のほとんどが「花冷え」と言われています。

さらに5℃まで冷やしたものを「雪冷え」と呼びます。アルコールが低く感じられるため、飲みやすくなるのが特徴です。逆に花冷えから5℃アップした「涼冷え」は、冷蔵庫から出して少し経った常温に近い状態のことを指します。

このように、冷酒と一口に言ってもさまざまな種類があるため、豆知識としてぜひ覚えおいてくださいね。

冷やとの違い

冷酒と混同されがちな「冷や」。「冷」という漢字が入っていますが、冷やは「常温のお酒」のことを指します。

冷蔵庫がなかったその昔、日本酒の飲み方といえば常温かお燗のふたつの選択肢しかありませんでした。そのため、お燗に対して常温が「冷や」と呼ばれるようになったとされています。しかし現代では、冷やといえば冷蔵庫で冷やした「花冷え」のお酒が出てくることがほとんどです。

「冷や」と呼ばれる常温は、日本酒を味わうのに一番適した温度だといわれています。日本酒にはさまざまな種類がありますが、常温であれば種別の区別なく、お酒の味わいを純粋に楽しめるとされているのです。

冷酒の選び方

日本酒本来の味わいを楽しめる「冷酒」ですが、たくさんの種類があり、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。そんなときは「日本酒の種類」と「味わい」に着目してみましょう!詳しく解説するので、自分の好みに合った冷酒を見つけてみてください。

日本酒の種類で選ぶ

日本酒にはさまざまな種類がありますが、冷酒として楽しむなら「吟醸酒」や「生酒・原酒」がおすすめです。

日本酒は温めると香りと甘さが飛びやすいため、香り高い吟醸酒と、原料の甘さを持つ生酒・原酒が冷酒で飲むのに向いています。以下で詳しく解説しますね。

フルーティーな香りが楽しめる「吟醸酒系」

ざっくり分けると日本酒は「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3つに分けられます。この中で冷酒に向いているのが吟醸酒で、精米を50%以下にしたものを、大吟醸と呼びます。

日本酒はお米と米麹、水から造られますが、吟醸酒は原料となるお米を60%以下まで精米して作られています。ほかの日本酒に比べて透明感があり、豊かな香り高さが特徴です。 日本酒は、一般的にお燗すると雑味が飛んでまろやかになりますが、その分香りも飛んでしまいます。そのため吟醸酒のような華やかな香りを持つお酒は、お燗ではなく冷酒で楽しむのがおすすめです。

フレッシュな味わいと香りが楽しめる「生酒・原酒」

「生酒・原酒」も、冷酒として味わうのに適したお酒のひとつです。 生酒とは、日本酒造りの工程である加熱処理をしていないお酒のこと。酵母が生きているため、味わいが変化しやすく、新茶のように出回る時期が決まっている酒造もあります。冷酒で味わうことで、生酒本来のフレッシュさを存分に堪能できますよ。

一方原酒とは、加水処理を行っていないお酒のことです。アルコール度数を調整するための加水がないので、冷酒にすれば仕込んだそのままの日本酒の味を楽しめます。ただし、アルコール度が高いので、飲みすぎにはご注意くださいね。

味わいで選ぶ

日本酒を選ぶ際は「辛口」や「甘口」などの好みの味わいで選ぶことも大切です。それぞれ後味やマッチする料理が異なるので、ここで確認してみましょう!

辛口

日本酒のラベルには、たいてい「日本酒度」という表記があります。数値はマイナスとプラスで表されていますが、この数値がマイナスになるほど甘口となり、プラスになると辛口になります。

淡麗な辛口のお酒には、日本料理がよく合います。爽やかな後味のため、料理の素材の味をしっかり味わえ、後口を洗い流してくれるのです。煮つけなどの甘辛い味も舌の上でスッキリと流してくれます。お刺身などにもぴったりです。

辛口のお酒には「濃醇辛口」もあります。辛口なのに、口当たりや味が濃厚でしっかりしています。コクがあるので、ぬか漬けなどの香りが強いものともよ良く合いますよ。

甘口

甘口のお酒はフルーティーな香りとどっしりとした濃厚な味わいが特徴です。 甘口の日本酒に合わせるお料理は、お酒に負けないお肉や洋食などのこってりした料理がよく合います。ワイン選びの感覚に少し近いかもしれませんね。

甘口の中でもスッキリした味わいの「淡麗甘口」は、甘すぎないため食中酒として天ぷらなどの脂っこい料理との相性も抜群です。

「濃醇甘口」の日本酒は、味にボリュームがあるため甘味と旨味がしっかりとした料理のほか、チョコレートなどの洋菓子と合わせて楽しむのもおすすめですよ。

冷酒のおすすめ10選

ここでは日本酒が初めての方でも飲みやすく、比較的入手しやすい銘柄をご紹介します。おいしい冷酒をご自宅で味わう際の参考にしてみてください。

朝日酒造 久保田 千寿 純米吟醸

久保田発売時に誕生した原点ともいえる「久保田 千寿」のすっきりとした味わいはそのままに、純米酒のやわらかい味わいを加えた、穏やかな香りでバランスの取れた日本酒です。 どんな料理にも合わせられるため、和食だけでなく洋食や中華などにもぴったり。ご自宅のテーブルで、ご家族や気の置けない仲間とゆっくり楽しみたいお酒です。

白鶴 特撰 特別純米酒 山田錦

白鶴 特撰 特別純米酒 山田錦

ブランド 白鶴
原産国/地域 日本
ユニット数 1 本
原産地 関西地方
アルコール含有量 14.5 容量パーセント
商品体積 720 ミリリットル

お酒造りに最適とされている兵庫県産の山田錦を、精米歩合70%にまで磨き上げ、独自に開発されたた酵母を使った爽やかな風味の純米酒です。お米と米麹と水にこだわった製法は、純米酒の味と香りを保ちながらもやや辛口の味わいを造り出しています。そのすっきりした喉越しはとくに冷酒に向いており、脂の乗った旬の焼き魚や脂肪分との相性が抜群です。

旭酒造 獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分

獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き二割三分

ブランド 獺祭
風味 720ml
ユニット数 720.0 ミリリットル
商品の個数 1
アルコール含有量 16 容量パーセント

山口県純米大吟醸主のブランド「獺祭」。極限まで磨き上げたお米を使ったお酒は、なんといっても華やかでフルーティーな香りが特徴です。海外のワイン好きをも唸らせる、その上品で芳醇な香りをぜひ冷酒で体験してください。

月桂冠 超特撰 鳳麟 純米大吟醸

月桂冠 超特撰 鳳麟 純米大吟醸

ブランド 月桂冠
風味 720ml【化粧箱入】
原産国/地域 日本
ユニット数 1 本
原産地 関西地方
アルコール含有量 16 容量パーセント
商品体積 720 ミリリットル

京都で長い歴史を持つ月桂冠は、全国に広く知られている信頼度の高い酒造メーカーです。品質の高さに定評があり、なかでも深い味わいを持つ純米大吟醸酒は、日本酒に詳しい方やお世話になった方への贈り物にも向いています。 こちらのセットはギフトボックス入りなので、そのままプレゼントとして使えますよ。お世話になった方々や、父の日のプレゼントなどにいかがでしょうか。

菊水酒造 無冠帝 吟醸

菊水酒造 無冠帝

ブランド 菊水酒造(新潟)
アルコールタイプ 生詰
ユニット数 1 本
アルコール含有量 15 容量パーセント
商品の形状 液体

「菊水」というお酒の銘柄で有名な菊水酒造による、辛口と旨みが調和した旨辛タイプの吟醸酒です。「菊水」はもともと辛口のお酒が多いですが、こちらは吟醸酒のため、冷酒として味わうのに特に適しています。生詰ならではのフレッシュな味わいと、磨き上げた爽快な辛口が料理の味を引き立ててくれますよ。キリっと冷やした冷酒で夏に味わいたい爽やかなお酒です。シンプルなボトルはそのまま食卓に置いてもおしゃれですね。

玉乃光酒造 純米大吟醸 酒鵬

玉乃光酒造 玉乃光酒造 純米大吟醸 酒鵬

県名: 京都府
アルコール度数: 15%
低価格純米大吟醸酒

延宝元年に生まれた歴史の長い酒造が提供する純米大吟醸酒。田植えの段階から立ち合ったこだわりの国産米100%のみを使い、オリジナルの麹と京の湧き水にもこだわった、風味のよいお酒です。「高級品とされる大吟醸酒を気軽に飲んでもらいたい」という想いから造られた飽きのこない味わいは、手ごろな価格で普段の食事と一緒にいただくのにもぴったりですよ。

日本盛 純米大吟醸生酒

日本盛 純米大吟醸生酒

県名: 兵庫県
アルコール度数: 15%
米のふくよかな味わいと、鮮度あふれるフルーティーな香り(吟醸香)が楽しめる濃醇&芳醇な純米大吟醸生酒。

できのよいお米の持つふくよかな味わいとフルーティーであでやかな香りを、鮮度を保ちながら閉じ込めた生酒です。 65℃というできる限り低い温度での火入れを行っているため、生酒でありながらお酒の劣化を防ぎ、フレッシュな味わいが持続しています。 冷酒として楽しむために開発されたお酒のため、5~10℃の「雪冷え」や「花冷え」のほか、常温で飲みたいときにもおすすめですよ。

月山 特別純米 出雲

出雲の縁結びをイメージした、清らかな水を思わせるやわらかな味わいのお酒です。飲みやすいため、日本酒をあまり飲んだことがないという方にもおすすめ!チーズなど、洋風のおつまみともよく合いますよ。ピンクの優しいラベルがかわいらしく、プレゼントとしても喜ばれそうですね。 「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」で金賞を受賞した透明度の高い美しさを、ぜひご家庭にあるワイングラスなどで楽しんでみてください。

大関 極上の甘口

大関 極上の甘口

内容量:720ml
県名: 兵庫県
アルコール度数: 10%
米をたっぷりと使った贅沢な仕込みの、上品な甘みが特長の濃醇甘口酒です。

アルコール度数が低めで、スイーツのようなとても甘い飲み口が特徴の日本酒です。原料となるお米をたっぷり使い、日本酒度-50という非常に甘口な仕上がりを実現しています。果実酒のような口当たりと甘い香りは、チーズやチョコレートとも相性がよく、食後のデザート酒としてもぴったり。パーティーなど、みんなで一緒に楽しむお酒として、購入してみては?

八海山 純米大吟醸

新潟の八海酒造の誇るブランド酒「八海山」。 料理の味をそこなわない淡麗な味わいは、食事と一緒に飲む食中酒として人気があります。特に、手作りの麹と八海山の清冽な雪解け水で作られた純米大吟醸は、男女問わずお酒好きな方にも喜ばれますよ。しっかり冷やして冷酒でいただく他にも、常温の冷やで飲むのもおすすめです。

冷酒器で冷酒をさらにおいしく味わおう

冷たいお酒をより楽しむために、ご家庭に冷酒器をそろえてみませんか?冷酒器とは、冷たいお酒を食卓で楽しむための酒器のことです。

冷酒器には美しいガラス製や陶器製など、さまざまな素材を使ったセットが売られており、氷ポケットというお酒を食卓で冷やしたまま保てる機能がついた徳利も人気があります。

容器は、大体1合から3合程度が入るサイズが主で、1人から2~3人までが楽しめる大きさです。お洒落なデザインの冷酒器セットは食卓を美しく彩り、日本酒の味だけでなく雰囲気も楽しめますよ。日本酒を購入する際は、ぜひ冷酒器セットもチェックしてみてくださいね。素敵な冷酒器とお好みの冷酒で、おいしいお酒を味わう時間をより楽しみましょう!

冷酒の種類を知ってお酒選びを楽しもう!

さまざまな種類があり奥の深い日本酒ですが、冷酒でいただくのに向いているお酒もたくさん用意されています。お酒の種類や糖度などを参考にしながら、ぜひ自分好みのお酒を見つけてくださいね。

※本記事に掲載している商品の情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。

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※製品画像はAmazonより.

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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