十島村と米盛病院 ドクターヘリ協定締結 医療環境向上に期待 鹿児島

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離島医療に民間のドクターヘリが一翼を担います。鹿児島県十島村と鹿児島市の米盛病院が、ドクターヘリの運用に関する協定を結びました。
10日、鹿児島市の米盛病院で行われた締結式には、社会医療法人緑泉会の米盛公治理事長と十島村の肥後正司村長が出席し、それぞれ協定書にサインしました。
米盛病院は鹿児島県のドクターヘリの補完ヘリとして、2014年から独自のドクターヘリ「RedWing(レッドウイング)」を保有しています。
協定の締結により、県のドクターヘリを要請するような重篤な症例でない場合でも、診療所の医師や看護師の連絡をもとに「RedWing」が出動し、十島村の傷病者を本土まで搬送できるようになります。
十島村には医師が常駐する島がなく、移動手段も限られているため「RedWing」を通して米盛病院との連携がスムーズに進むことで、離島における医療環境の向上が期待されています。
社会医療法人緑泉会 米盛病院 米盛公治理事長
「県のドクターヘリが重複要請や飛べない場合に飛ぶというルールの中で、レッドウィングを飛ばせてもらっていた。すいている時間もあるので、一人でも多くの県民のために有効活用できれば」
十島村 肥後正司村長
「痛みをこらえて島で生活、船が来るのを待つということはなくなるんだろうと思っている。村にとって画期的なこと。住民は本当に喜ばれると思う」

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