原因は桜島…鹿児島市で震度２ “火山性地震”増加２６日１００回超 気象台「注意深く監視」

２６日午前１１時前、鹿児島湾を震源とする地震があり、鹿児島市で最大震度２を観測した。鹿児島地方気象台によると、桜島の火山性地震だという。
　２６日午前１０時５４分、鹿児島湾を震源とする地震があり、鹿児島市で最大震度２を観測した。震源の深さは約１０キロで地震の規模を示すマグニチュードは２．６。津波はなかった。
　鹿児島地方気象台によると今回の地震は桜島の火山性地震だという。桜島では今月２３日頃から、桜島の南西側を震源とする火山性地震が増加していて、２５日は５２回、２６日は午後５時までに１０８回観測されている。
　桜島の火山性地震で体に感じる揺れが観測されたのは噴火警戒レベルが４に引き上げられた２０１５年８月１５日以来だという。鹿児島地方気象台は「火山性地震の増加と大きな噴火の因果関係があるかは分からないが、注意深く監視している」としている。
　一方、この火山性地震とは別に午後３時ごろ、日向灘を震源とする地震があり霧島市と大崎町で震度２を観測した。