小4「お父さんに“気張いやんせ”と言いたい」 鹿児島弁の出前授業

image

image

image

11月の第3週は、方言に対する関心と理解を深め、普及を促進する「鹿児島県方言週間」です。子どもたちに「鹿児島弁」を知ってもらおうと、出前授業が行われました。
「一回言ってみよう。せ〜の!(ひったまがった〜!)はい。ひったまがった〜!」
出前授業は鹿児島市が開いたもので、15日は山下小学校の4年生76人が参加しました。
授業では、鹿児島弁検定協会専属の劇団「げたんは」のメンバーが鹿児島弁の民謡「ちゃわんむしの歌」を題材にした劇を披露し、児童らがクイズなどを通して鹿児島弁を学びました。
鹿児島方言文化協会がおととし年代別に行った鹿児島弁アンケートでは、
あたまを意味する「びんた」の認知度は、社会人98%、中高生43%、小学生32%、
かわいそうを意味する「ぐらしか」は、社会人97%、中高生42%、小学生32%となっていて、世代間で差が出ています。
(児童)
「知らない言葉を知れて良かった」
「きばいやんせとか、お父さんに言いたい」
「お母さんやお父さんが違う県の出身だから教えてあげたい」
(鹿児島弁検定協会 種子田幸廣さん)
「鹿児島弁は地域で育まれた言葉なので、子どもたちに伝承して、子どもたちもよく理解して、地域が盛り上がっていくことになればと思う」
鹿児島弁検定協会は、今後も劇などを通じて鹿児島弁の魅力を伝えていくということです。

コメント