るるぶ＆more.編集部島の90％が深い森で、1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島。その屋久島をめいっぱい楽しめる2泊3日のモデルコースをご紹介。屋久島観光の一番のハイライト・世界遺産の縄文杉へのトレッキングはもちろん、トレッキングの合間には島内ドライブやモノ作り体験を楽しもう！
Summary
START：屋久島空港
車で約1分
↓
イルマーレ
「屋久島原木シイタケのピッツァ」1700円。
キノコペーストを塗った生地にゴルゴンゾーラやシイタケなどがのる
屋久島に着いたらまず、木立に囲まれた静かな雰囲気のイタリアンレストラン「イルマーレ」で腹ごしらえ。手間ひまかけて作られる料理は、どれをチョイスしても大満足のおいしさ！イタリアから仕入れるチーズなどと、屋久島・鹿児島のこだわり食材がコラボした感動の一皿を堪能しよう。
■イルマーレ
住所：鹿児島県 熊毛郡屋久島町小瀬田815-92
TEL：0997-43-5666
時間：11時30分～15時、18～21時（夜は要予約）
定休日：木曜（祝日の場合は前日）
P：10台
車で約30分
↓
千尋の滝（せんぴろのたき）
一枚岩を流れ落ちる壮大な千尋の滝
ランチの後は、屋久島の壮大な滝「千尋の滝」を見に行きましょう。V字に削られた岩をゴーゴーと音をたてて落ちる様は圧巻です。落差60mの名瀑布はぜひ見ておきたい名所の一つです。
車で約15分
↓
屋久島温泉（やくしまおんせん）
肌にまとわりつくような滑らかな温泉
北側にモッチョム岳、南側には東シナ海が広がる眺望自慢のホテルが「JRホテル屋久島」。島南端の谷崎鼻も位置し、客室からは写真のような眺めが楽しめます。目の前に海が広がる大浴場や、地元の食材を生かした料理をいただけるレストランも魅力。
「JRホテル屋久島」の温泉は立ち寄り利用もOK。源泉かけ流しの湯を、海を望むロケーションと一緒に満喫して。
■JRホテル屋久島
住所：鹿児島県屋久島町尾之間136-2
TEL：0997-47-2011
チェックイン時間：15時～
チェックアウト時間：～11時
料金： 17500円（1泊2食付き）
P：40台
車で約20分
↓
安房（あんぼう）に宿泊
癒しの宿「つわんこ」の夕食一例
宿泊は、2日目の縄文杉トレッキングの登山口に近い安房エリアがおすすめです。翌日の早朝出発を考慮して夕食付きの宿がベター。写真は、安房にある民宿 癒しの館「つわんこ」の夕食。「つわんこ」は、屋久島公認ガイドがオーナーを務める宿で、宿泊者は割引料金でガイドを引き受けてくれるので、屋久島初心者にもおすすめ！
■民宿 癒しの館「つわんこ」
住所：鹿児島県屋久島町安房2364-24
TEL：0997-46-2766
チェックイン時間：15時～
チェックアウト時間：～10時
料金： 9000円（1泊2食付き）
P：10台
2日目
屋久杉自然館（やくすぎしぜんかん）
いよいよ世界自然遺産の縄文杉コースのトレッキングへ。早朝4時前後には宿を出発します。3～11月のシーズン中は登山口への車の乗り入れは禁止なので屋久杉自然館発着の登山バスを利用しましょう。
登山バスで約35分
↓
縄文杉トレッキング
圧倒的な存在感を放つ縄文杉
ついに旅のハイライト・縄文杉トレッキングへ。往復約10時間かかる長丁場になりますが、自然を楽しみながら自分のペースで進んでいきましょう。道中は様々な珍しい植物や動物たちに遭遇することができます。島のほぼ中央に君臨する森の王者との対面は、なにものにも代え難い貴重な体験です。
空がハート形に見えるウィルソン株
トレッキングのみどころの一つが、「ウィルソン株」。16世紀に、京都方広寺建立のために伐採されたといわれる巨大な切株です。中は10畳ほどの広さの空洞になっており、そこから空を見あげるとハート形に見えるため、撮影スポットとして大人気です。
登山バスで約35分・車で約30分
↓
和食の海舟（わしょくのかいしゅう）
トビウオなどの島の名物を堪能
登山の後は、屋久島グルメに舌鼓。「和食の海船」は、屋久とろやトビウオで作るつけ揚げなど、島の郷土料理を味わえる名店です。地元の焼酎と一緒に味わえば縄文杉登山の疲れも吹っ飛びます。カウンターのほか、座敷もあります。
車で約20分
↓
宮之浦（みやのうら）に宿泊
白谷雲水挟トレッキングに便利な立地の「仙の家」
宿泊は、3日目の白谷雲水峡トレッキングに備えて、登山口に近い宮之浦エリアに宿泊しましょう。写真は、白谷雲水峡トレッキングに便利な立地の「仙の家（せんのいえ）」。「仙の家」は屋久杉工芸家が営む川縁の宿で、屋久杉をふんだんに使い木のぬくもりあふれる客室や、五右衛門風呂などが自慢です。素泊まりのみですが、屋久島の魚や野菜を買い込めばBBQを楽しむことができます。
■仙の家（せんのいえ）
住所：鹿児島県屋久島町宮之浦2567-2
TEL：0997-42-1006
チェックイン時間：16時～
チェックアウト時間：～10時
料金： 6600円～（1泊素泊まり）
P：8台
3日目
白谷雲水峡（しらたにうんすいきょう）トレッキング
三叉路周辺の沢
まるで寝そべっているよう！？ユニークな姿のヒメシャラ
3日目のお楽しみは、「白谷雲水挟コース」！美しい苔と水が織りなす、まるで映画のような風景が見られる人気のトレッキングコースです。往復約5時間と、縄文杉コースに比べると比較的楽に歩けます。
杉が倒れていたり、大きな岩が転がっていたり、辺り一面を苔がびっしりと覆いつくすさまは、息をのむほど美しい！幻想的な風景に出合えるこの森は、白谷雲水峡のなかでも人気です。
太鼓岩からの絶景
最後は屋久島きっての絶景スポットへ。太鼓岩は大きな一枚岩で、岩をたたくと「ポン」と音がすることが名前の由来なんだとか。霧がかかることが多いですが、晴れた日には安房川や小杉谷渓谷、屋久島の山々を見渡すことができます。
車で約30分
↓
島の香りラボ やわら香（しまのかおりらぼ やわらか）
森の清々しい香りを自宅に持ち帰ろう
ボトルにろ過した屋久島の水を注ぎます
トレッキング後は、モノづくり体験を！「島のかおりラボ やわか香」では、屋久島の地杉と柑橘類を使ったオリジナルのアロマスプレー作りが楽しめます。所要時間約10分と短時間で作れるのも◎！
車で約10分
↓
ぷかり堂（ぷかりどう）
島内中から食品や雑貨みやげをセレクト
屋久島みやげのショッピングもお忘れなく！「ぷかり堂」では、島在住の作家の作品や店のオリジナル商品まで多彩なおみやげが揃っています。空港へは徒歩で5分ほどの所なので、飛行機に乗る前に立ち寄るのもおすすめです。
屋久島ガジュマルのこけ玉なども手に入る
こけ玉のほか、屋久島の地ビールやお菓子、オリジナルTシャツやアクセサリーなどもあります。
■ぷかり堂
住所：屋久島町小瀬田719-39
TEL：0997-43-5623
時間：8時30分～18時
定休日：無休（12月～2月は水曜休）
P：9台
車で2分
↓
GOAL：屋久島空港
屋久島ならではの壮大な自然を全身で感じて、島の海の幸を堪能する。心も体もリフレッシュできる旅になるはずです！まとまったお休みが取れたらぜひ行ってみてくださいね。
『るるぶ 奄美 屋久島 種子島’23 』好評発売中
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容（酒類の提供）等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
コメント