西平酒造の新社長に就任した西平せれな氏。
右は海外向け古酒「ましゅ」=1日、奄美市名瀬
奄美市名瀬の西平酒造は、海外の販路拡大に向けた50年貯蔵の黒糖焼酎「ましゅ」を開発した。}
1日、同日付で社長に就任した杜氏(とうじ)で歌手の西平せれな氏(33)が発表した。
「ましゅ」は約200本の限定製造。
海外の展示会やイベントに出品し、甘くまろやかな味わいと希少性をPRする。
西平社長は、昭和音楽大学(神奈川県)在学中に歌手活動を開始。
家業を継ぐため2014年に帰郷後もライブや曲の発表を続ける。
西平社長は「音楽という強みを新商品開発やPRに生かし、黒糖焼酎の魅力を世界に発信したい」と抱負を述べた。
貯蔵中の焼酎に音楽で振動を与える熟成方法を取り入れ、新たなブランド銘柄の開発も目指すという。
「ましゅ」は50本を国内向けにオンラインで先行販売。500ミリリットル9万4000円。
同酒造=0997(52)0171。
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