汗ばむ陽気、行楽の秋 鹿児島県内の観光スポット、家族連れでにぎわう

高千穂峰山頂(奥)から高千穂河原を目指す登山客=16日、御鉢火口縁

 高千穂峰山頂(奥)から高千穂河原を目指す登山客=16日、御鉢火口縁

多くの観光客でにぎわう雄川の滝展望所=16日、南大隅町根占川北

 多くの観光客でにぎわう雄川の滝展望所=16日、南大隅町根占川北

山頂でくつろぐ登山客=16日午後2時ごろ、高千穂峰

 山頂でくつろぐ登山客=16日午後2時ごろ、高千穂峰

 3連休初日の16日、鹿児島県内は秋晴れとなり、気象庁によると、33観測地点全てで最高気温が30度以上を記録した。汗ばむような陽気の中、行楽地は家族連れなどでにぎわった。
 霧島連山・高千穂峰(1574メートル)の登山口がある霧島市霧島田口の高千穂河原は、通常の週末の倍近い人出。高千穂河原パークサービスセンターによると、110台の駐車場は最大7割が埋まった。
 山頂周辺は深い赤色に染まったススキが見ごろ。足元には紫のアザミや白のイタドリなどが咲く。ビデオカメラで風景を撮りながら登った鹿児島市の会社員北野敦也さん(55)は「眺望が見事でリフレッシュできた」と楽しそうだった。
 台風6号で被災し、約1カ月間立ち入り禁止となっていた南大隅町根占の「雄川の滝」の遊歩道は、3連休を前に再開。展望所では多くの観光客がダイナミックな岩肌と落差46メートルの滝、エメラルドグリーンの滝つぼをスマートフォンやカメラで撮影した。
 初めて訪れた鹿児島市の鹿児島大学付属中学校1年大城颯音さんは「迫力があって感動した」と見入っていた。
 鹿児島地方気象台によると、17日は大体晴れるが、にわか雨のところもある。18日は曇りの予想。

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