自衛隊基地整備進む馬毛島 「戦争の島にするな」全国の平和団体が初の交流会 工事中止実現へ連携確認 種子島

各都道府県からの参加者から連帯の旗を受け取る「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の山内光典会長(右)=13日、西之表市

 各都道府県からの参加者から連帯の旗を受け取る「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の山内光典会長(右)=13日、西之表市

馬毛島の自衛隊基地整備に反対し、全国から集まった平和集会の参加者=13日、西之表市

 馬毛島の自衛隊基地整備に反対し、全国から集まった平和集会の参加者=13日、西之表市

 全国の平和団体などが13日、鹿児島県西之表市のホテルで、同市馬毛島の自衛隊基地整備に反対する「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」と初の交流集会を開いた。馬毛島基地について「軍事力の拡大につながる」とし、工事中止の実現に向けて連絡会と連携することで一致した。
 25都道府県から約140人、連絡会メンバー約40人が参加した。連絡会の渡辺道大事務局長(42)が基地整備までの経緯や着工後に浮き彫りになった住民への影響を説明。米軍や自衛隊の基地による騒音問題を抱える沖縄県や山口県岩国市、東京都の代表者はそれぞれの取り組みを紹介した。
 集会後は馬毛島基地整備の中止を訴え、市街地をデモ行進。連絡会の山内光典会長(72)は「種子島の生の声を聞いてもらい、ありがたかった。全国的な問題と捉えてもらえれば」と話した。

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