観光庁、一律40%引きの「全国旅行支援」を10月11日~12月下旬に実施。県民割は10月10日宿泊分まで延長

編集部:白江ちなみ

観光庁は「全国旅行支援」を10月11日~12月下旬に実施すると発表

 観光庁は、延期していた「全国旅行支援」を10月11日~12月下旬に実施すると発表した。

 全国を対象にした観光需要喚起策として支援水準は一律40%に設定。割引上限額は、公共交通機関(鉄道/バス/タクシー/航空/フェリーなど)を利用する交通付旅行商品に対し1泊あたり8000円、これ以外は5000円までとする。またお土産の購入などに使えるクーポン券については平日3000円分、休日1000円分を付与する。

 なお現在実施中の県民割支援は、10月10日宿泊分(10月11日チェックアウト分)まで延長となる。都道府県ごとの詳しい実施状況などについては、都道府県別に設置のコールセンターへ問い合わせを。

 また、旅行する際には引き続き、基本的な感染対策をしっかりと行ったうえで出かけるよう呼びかけている。

10月からの「全国旅行支援」で1.1万円お得になるには?県民割、GoToトラベルとどう違う?

2022/09/27 07:00

10月11日から年末までの旅行がお得になる「全国旅行支援(全国旅行割)」が行われる。現在、各都道府県が実施している「県民割」の全国版にあたるもので、旅行代金が40%割引されるほか(1人1泊あたりの上限:交通付き8,000円、宿泊のみは5,000円)。土産店や飲食店などで使える地域クーポンを平日3,000円分、休日1,000円分もらえるもの。つまり最大で1万1000円はお得になるということだ。

これから年末にかけて旅行を考えている人は詳細を確認しておこう。

割引を受ける条件は?

全国旅行支援で割引となるのは、交通付旅行商品(鉄道、バス、航空など)で1人1泊あたり最大8,000円、宿泊のみは最大5,000円だ。さらに土産店や飲食店などで使えるクーポン券は平日1人1泊3,000円分、休日1人1泊1,000円分配布される。これで一泊あたり最大1万1000円お得になるという計算だ。

ただ割引を受けるには条件があり、ワクチン3回接種の証明書、またはPCR検査・抗原定量検査(検体採取日+3日)・抗原定性検査(検体再採取日+1日)の陰性証明書が必要になる見込みだ。

県民割やGoToトラベルとどう違う?

いま行われている県民割や、以前行われていたGoTo トラベルとはどう違うのだろうか。

施策
全国旅行支援
県民割
GoTo トラベル

対象エリア
全国
(各都道府県判断)
対象県のみ
全国

割引率上限(最大)
40%
50%
30%

割引額上限(最大)
8000円
5000円
1万円

クーポン
3000円(平日)
1000(休日)
2000円
3000円(平日)
1000(休日)

(出典:省庁Webサイト、旅行業者Webサイトより編集部作成)

全国旅行支援の1人あたり1泊あたりの補助額は平日で1万1000円。県民割は7000円だから、4,000円増えるわけだ。

たとえばH.I.S.のウェブサイトをみると、平日2泊3日の沖縄旅行(飛行機利用)の場合、旅行代金は4万円だが、2泊するため1万6000円(8000円×2)が割引かれるため、自己負担額は2万4000円になり、そのうえでクーポン件が6000円分(平日3000円×2)がもらえるという。

なお、いま行われている県民割は10月10日宿泊分(10月11日チェックアウト分)まで延長される。既に予約済みの旅行については詳細がまだ明らかになっていない。

文/編集・dメニューマネー編集部

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