鹿児島・枕崎産のボタニカルを使用した薩摩酒造のクラフトジン「SS.L_05」

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「さつま白波」などで知られる薩摩酒造では、新しい企業理念の一つ「モノづくりの可能性に挑戦する」という姿勢を体現するブランドとして、Satsuma Shuzo. Labo=SS.Lを展開している。

これまでも枕崎産茶葉を燻し、樽貯蔵麦焼酎に浸漬させて仕上げたプレミアムリキュール『SS.L_01』、鰹節屋「金七商店」とコラボした本格芋焼酎原酒の『SS.L_02』、紫芋「エイムラサキ」を原料に醸造した芋醸造酒の『SS.L_03』、チョコレート専門店「ショコラティエ パレ ド オール」とコラボした「カカオ焼酎」の『SS.L_04』を発表してきた。

そして今回は世界4大スピリッツの1つであるジンに挑戦。SS.Lの商品第5弾として『SS.L_05(エスエス エル ゼロゴ) 』を2022年8月8日(月)より、公式通販サイトにおいて数量限定で発売した。

テーマは「地元」、枕崎紅茶「べにふうき」をメインボタニカルに使用

ジンは、ウォッカ、テキーラ、ラムと並んで、世界4大スピリッツに数えられるお酒で、ねずの実(ジュニパー・ベリー)をはじめとした香草・薬草類を加え、再蒸溜して造られる。

香草・薬草類は「ボタニカル」と呼ばれ、その種類は非常に幅広く、世界中でそれぞれ独自の香りや風味を持ったジンが造られている。

そこで「SS.L」はボタニカルとして、枕崎を代表する紅茶「べにふうき」、地元産タンカンとレモンの果皮を使用。

べにふうきは、タンニンが多く発酵性のよい品種であり、控えめな一番茶、渋味のある二、三番茶とのブレンドで味を調え、甘い香りや渋み、酸味、甘味が調和している。タンカンは中国が原産地で台湾を経て鹿児島県に導入された。

温暖な気候を好むタンカンは、全国でも産地が少なく、枕崎は優良産地として高い評価を受けている。

そして地元でレモンを探したところ、レモン果汁を搾取した後の果皮を入手することができ、SDGs観点からそれを使用することに決定したという。

ジンの基本骨格には伝統的なボタニカルの中からジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、リコリスの4種を選択した。

ベースのスピリッツには、薩摩酒造で製造した焼酎を使用。地元色を押し出した薩摩酒造らしいジンに仕上がっている。

SS.L_05の主な製品仕様

商品名:SS.L_05(エスエスエル ゼロゴ)
品名:スピリッツ(ジン)
原材料:国内製造本格焼酎、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、リコリス、べにふうき、タンカン、レモン
アルコール分:45度
内容量:500mL
参考小売価格:4,400円(税込)
発売開始:2022年8月8日(月)
販売方法:薩摩酒造公式通販サイト限定

関連情報:https://shop.satsuma.co.jp/

構成/Ara

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