鹿児島県内初の夜間中学 2025年4月に開陽高校に開校 カリキュラム、校名など今後検討

image
image

十分な義務教育を受けられなかった人を対象とする、鹿児島県内初の夜間中学を、2025年4月に鹿児島市の開陽高校に開校することが決まりました。
県内初の夜間中学が2025年4月に開校するのは鹿児島市西谷山1丁目の開陽高校の敷地内です。
夜間中学は戦後の混乱期や外国籍などを理由に、十分な義務教育を受けられなかった人を対象に、夜間に授業が行われるものです。
夜間中学を巡っては18日、有識者らが参加する県の検討委員会が「既存の施設を活用して、鹿児島市内に1校設置することが望ましい」と、取りまとめていました。
県は既存の施設が使えることや交通アクセスが良いことに加え、定時制の授業を行っていて夜間授業のノウハウがあることから、設置場所を開陽高校に決めたということです。
授業は今ある教室で行い、職員室や校長室は敷地内に一部増設する予定で、離島など遠方に住む県民も授業を受けられるよう、オンラインの活用も検討しているということです。
県は今後、具体的なカリキュラムや学校名の検討を進めていくことにしています。

コメント