「南極で鹿屋のカンパチ振る舞いたい」 小料理屋の店主が南極料理人に 10年前からあこがれ、観測隊へ派遣

南極地域観測隊の料理人に選ばれた中川潤さん=鹿屋市役所

南極地域観測隊の料理人に選ばれた中川潤さん=鹿屋市役所

中西茂鹿屋市長(左)を表敬訪問した中川潤さん(中央)=鹿屋市役所

中西茂鹿屋市長(左)を表敬訪問した中川潤さん(中央)=鹿屋市役所

鹿児島県鹿屋市で飲食店を営む中川潤さん(39)=志布志市有明=が、第64次南極地域観測隊の料理人に選ばれ、12月下旬から昭和基地に入る。「身が引き締まる思い。地元の食材を生かして役割を全うしたい」と意気込んでいる。
中川さんは兵庫県出身で、2018年に鹿屋市で小料理屋「菜」をオープンした。約10年前から本や写真で見た南極の自然や風景にあこがれ続け、今年7月に念願の派遣が正式に決まった。観測隊の調理担当として2024年3月まで南極に滞在し、隊員28人分の日々の食事を振る舞う。
1日に鹿屋市役所で中西茂市長を表敬した中川さんは「鹿屋のカンパチなどを持って行き、隊員に喜んでもらえる料理を提供したい。貴重な風景を写真にも収めたい」と話した。

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