しこ名「霧島」復活 「呼び出し再び聞ける」「豪快な相撲継承を」 地元・鹿児島にも喜び広がる

〈資料写真〉協会の使者から大関昇進を伝えられる霧島関(左端)。右は井筒親方=1990年3月28日、大阪府天王寺区下寺町の宗慶寺

 〈資料写真〉協会の使者から大関昇進を伝えられる霧島関(左端)。右は井筒親方=1990年3月28日、大阪府天王寺区下寺町の宗慶寺

 大相撲で新大関に昇進した霧馬山が、師匠の陸奥親方(元大関霧島)=鹿児島県霧島市牧園町出身=のしこ名を受け継ぐとのニュースに、地元関係者からも喜びの声が相次いだ。
 陸奥親方と同じ旧牧園町中津川出身で、元霧島市長の前田終止さん(75)は、「再び『大関霧島』の呼び出しを聞くことができる。こんなにめでたいことはない。自然豊かな観光地をPRするきっかけにもなる」と喜んだ。
 中学校時代に、陸奧親方と同級生だった種子田勉さん(63)=霧島市国分=は、年に1回以上親方と会う関係が続いている。「霧馬山の練習量は他の力士よりもずっと多い」と聞いたことがあると言い「けがをすることなく、親方以上の活躍をしてほしい」とエールを送った。
 吉本興業所属のお笑い芸人で、相撲に詳しい西田淳裕さん(35)=徳之島町出身=は「親方は『自分を超える』と感じたのだろう。霧馬山は器用でパワーもある。豪快なつりなど、先代霧島の相撲も継承してほしい」と期待を寄せた。

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