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沖縄の東海岸に位置する「うるま市」。
那覇空港からレンタカーで1時間足らずで移動できる場所ですが、そこから海中道路を渡ると「平安座島(へんざじま)、浜比嘉島(はまひがとう)、宮城島(みやぎじま)、伊計島(いけいじま)」と4つの離島へアクセスすることができます。
人気の沖縄西海岸とまた違った風景の東海岸、そしてそこから続く離島には、まだまだ沢山の自然があり混雑していない沖縄の離島体験ができます。
そんな橋で繋がる離島をご紹介したいと思います。
うるま市から海中道路~離島へ
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まるで海の中に入っていくようなロケーションの海中道路は全長4,700mの海に囲まれた正真正銘の海の中を走る道♫
晴れた日には、そこからそのまま飛び立てそうな錯覚までする爽快でフォトジェニックな道路です。
うるま市の与勝半島の先、与那城から海中道路に入る事ができます。
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海中道路のほぼ真ん中には、船の形をした建物「道の駅 あやはし館」があり、ドライブの休憩がてら海を見ながらの食事やお土産物を見ることができます。
入り口売店【もずくの天ぷら】
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沖縄に来たなら必ず食べて欲しい「もずくの天ぷら」は、あやはし館入り口の売店で揚げたてを1個から購入できます。
沖縄のソウルフード、海の味が口いっぱいにひろがります♡
海が目の前の広場(無料)
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「道の駅 あやはし館」の広場には、無料の芝生の休憩エリアや展望デッキなどがあり、自由に利用できます。
そこにはcafeやPizzaのお店もあり、海に向かって揺れるブランコで食べる事もできます。
思い思いの過ごし方を、海を見ながらできるなんて素敵ですね。
海の駅あやはし館
〒904-2427 沖縄県うるま市与那城屋平4
1、平安座島(へんざじま)
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海中道路を渡りきった先にある1つ目の島が「平安座島(へんざじま)」
周囲7kmと小さい島ですが、ここから先にある離島の要となる島で
島の半分程が、石油備蓄基地になっており、巨大なコンビナートがいくつも建てられています。
そんな工場地帯の風景もありながら、島の周りはのどかな海辺の風景が広がり海の色どころか、川の色まで鮮やかなエメラルドグリーンをしています。
沖縄県うるま市与那城平安座 平安座島
海鮮食堂「味華」(あじけー)
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平安座島の漁港に隣接した島民の憩いの場でもある町の食堂。
のんびりした店内には、漁師さん、仕事で訪れた方、観光客、学生さんなどいろんな客層が、途切れなく訪れていました。
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漁港目の前ですから、お刺身は新鮮そのもの!大人気の「海ぶどう」ももちろん入っています。これだけのネタが入っていて海鮮丼は、1300円程でした。
海鮮食堂 味華
沖縄県うるま市与那城平安座9396-6
海の神様「竜宮神」で金運アップ?
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平安座島の中間辺りの海に面した道路にある「竜宮チンク底神」。中国から影響を受けている沖縄地域の「竜宮神」は、海の神様。
この「竜宮チンク底神」の鳥居の先にある島は、「亀島」と呼ばれているのですが、昔話と重なる偶然でしょうか?
沖縄のパワースポットとして人気の場所で、最近は、この鳥居の画像を待ち受けにすると金運アップするとかしないとか。
〒904-2426 沖縄県うるま市与那城平安座 竜宮チンク底神
2、浜比嘉島(はまひがじま)
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2つ目の島は、「平安座島(へんざじま)」から橋で繋がる「浜比嘉島(はまひがじま)」、神聖な島と呼ばれる程神とパワーと沖縄の伝統文化を感じる場所です。
この海中道路で繋がる4つの島の中で一番、昔ながらの沖縄を感じられるのんびりした島だと思います。
周囲6.7Km程の島ですが、島の半分は森林になっていて行動できる範囲は限られているので徒歩でのんびりと散策するのも良い思い出になるでしょう。
最近は、リゾートホテルやオシャレな宿泊施設も増えて暮らすように旅する事ができる島だと思います。
浜比嘉島
日本、沖縄県うるま市 浜比嘉島
どこか懐かしい島風景
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島の方々の受け継がれた伝統の息遣いを島のおちらこちらで感じる事ができます。
きっとそれが、神聖なる島のパワーの源の気もします。
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沖縄本土の古い町並みとはまた違う、島時間を感じながら散策するのも楽しいですね。
シルミチュー霊場
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島の最奥に「シルミチュー」という霊場でありパワースポット、そして「子宝に恵まれる」と語り継がれているので参拝者も多く訪れる場所。
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琉球神話の「シネリヨキ(シルミチュー)」と、同じ浜比嘉島のパワースポット「アマミチュー」の神様である「アマミキヨ(アマミチュー)」が鍾乳洞に住み子どもを産み育てたという言い伝えから子宝の神様、安産祈願として人気のようです。
〒904-2316 沖縄県うるま市勝連比嘉シルミチュー
3、宮城島(みやぎじま)
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3つ目の島は、「宮城島(みやぎじま)」。フォトジェニックな場所として有名な「ウクの浜」も宮城島にあります。
コンクリートの道のような桟橋のような一本の道が海へと続いているのはとても神秘的な光景ですね。
自然がてんこ盛りの宮城島には、他にもInstagramでこぞって投稿される密かに有名なスポットが多いのも特徴です。
宮城島(みやぎじま)
〒904-2424 沖縄県うるま市与那城上原
ウクの浜
〒904-2423 沖縄県うるま市与那城宮城ウクの浜
トンナハビーチ
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宮城島の北東部に位置する「トンナハビーチ」。少し行きにくい場所なので人が少ない上に綺麗な砂のビーチがあり、隠れスポット的なビーチです。
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海の透明度は、抜群。混雑がないシュノーケリングを楽しみたい人にお勧めのビーチ。
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駐車場代を支払う事で入れるビーチなので、ゴミ一つなく綺麗に管理されています。管理棟では、軽食の他にかき氷などもあり食事の心配もなし。
バナナボードなどのアクティビィティの受付も行っています。
とても気さくで親切なスタッフの皆さんは、写真を撮っていると駆けつけて撮影を自ら声掛けしてくれるような優しい方ばかり。
丸一日ゆっくりと過ごせる場所です。
トンナハビーチ
〒904-2424 沖縄県うるま市与那城字上原8203番
ぬちまーす「Salt Factory」
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ぬちまーす観光製塩ファクトリー(@nutimasu)がシェアした投稿
沖縄の方言で、命のことを「ぬち」、塩の事を「まーす」と言いそのままが社名と商品名「ぬちまーす」になりました。
「Salt Factory」なので、そのこだわりの「塩」の製塩工程を見学できます。(ガイド付き無料・現在は、要予約)
世界で唯一の特殊製法「常温瞬間空中結晶製塩法」が塩の雪景色を見せてくれます。
もちろん、お土産の塩やその他の商品も購入可能です。
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35歳過ぎても間に合う!食べてお腹ぺたんこダイエット星なおみ(@nao_sweet.chocoan)がシェアした投稿
宮城島の太平洋側の海水のみを原料とし、固結防止剤など一切の添加物を使わず自然な工法でできた”塩”。
ミネラルが大変豊富でそのミネラルの数は21種類!一般の食塩よりも塩分が25%も低いのも特徴。煮物などがとてもまろやかな味に。
以前は、この「Salt Factory」でしか入手ができませんでしたが現在は、空港や大型のお土産店でも購入可能。
ちょっとオシャレで変わった沖縄のお土産にお勧めします。
〒904-2423 沖縄県 うるま市 与那城宮城 2768
強いエネルギーの通り道「龍神風道」
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「龍神風道(りゅうじんふうどう)」は、「ぬちまーす Salt Factory」の敷地内にあるパワースポット。
駐車場から歩いてすぐなので自由に、そして無料で見学できます。
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晴れていると、この木々の間に「浜比嘉島(はまひがじま)」と「久高島」が一直線に見えるため、強いエネルギーの通り道と言われています。
「浜比嘉島(はまひがじま)」は、アマミチュー・シルミチューと言う神様を祀るパワースポットがあり、「久高島(くだかじま)」は、別名「神の島」と呼ばれ神聖な場所であり、現在も島民以外立ち入り禁止の場所があるほどです。
そんな2つのパワーを持つ島が一直線に見える事から、エネルギーの通り道として観光客が絶えない場所です。
「龍神風道」の風にあたって、日々の疲れを癒やし新たなエネルギーをいただいて旅をするのもいいですね。
沖縄屈指の絶景ポイント
「果報バンタ(かふうばんた)」は、「幸せの崖、絶壁」と呼ばれていて「良い知らせが来る崖」と言われています。
そしてこの幸せの崖も「ぬちまーす Salt Factory」の敷地内から見ることができるんです。(無料)
この「果報バンタ(かふうばんた)」と名前がついたのも10年少し前で、まだまだ新しいパワースポット。
画像(Instagram動画)は、雨上がりの少し曇り空の時でしたが、この絶景具合。本当にこの景色を目の前で見る事ができただけでも、とても幸せな気持ちになりました。
「ぬちまーす Salt Factory」の敷地内には、もう一つ「三天御座(みてぃんうざ)」という「天と地と海の神様」の「三天」が集うエネルギーの場所もあります。
3柱の神様が集うなんて強力すぎるパワースポットですね。
訪ねた時は、先に「ぬちまーす Salt Factory」で塩を購入して清めてからこの3箇所のパワースポットを巡ると良いかもしれませんね。
龍神風道
〒904-2423沖縄県 うるま市 与那城宮城 2768
果報バンタ
〒904-2423 沖縄県うるま市与那城宮城 果報バンタ
4、伊計島(いけいじま)
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宮城島から赤い橋を渡ったところが4つ目の島「伊計島(いけいじま)」になります。
沖縄はどこの海も綺麗ですが、この伊計島の海はどこの海にも負けないくらい澄んだブルーが眩しいと話題です。
島の一番奥には、リゾートホテルがあったりと海とリゾート、広大な畑と映画のロケ地にもなったりと自然と海が印象的な島です。
伊計島
日本、沖縄県うるま市与那城伊計 伊計島
大泊ビーチ
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600mもの長い綺麗な砂浜が続く伊計島の真ん中辺りにあるビーチ。
施設管理料としてビーチ入場に料金がかかる分、清掃も行き届き砂浜や海にゴミひとつもなく、安全管理も行き届いているので小さなお子様連れの家族も安心して遊べるビーチだと思います。
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小さなお子さんでも大丈夫な深さの場所で海を覗けば水族館なのかな?と錯覚するくらいの魚達を間近に見ることができます。
是非、シュノーケリングの道具や水中メガネを持って出掛けて欲しいビーチです。(※通常時は、ビーチ管理棟でシュノーケル道具レンタルがありますが、現在は新型コロナ感染拡大防止のためシュノーケルレンタル中止となっています)
大泊ビーチ
日本、沖縄県うるま市与那城伊計1012 大泊ビーチ
伊計島共同売店
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伊計島には、約100年もの歴史を誇る「伊計島共同売店」があります。
いくら沖縄本島と橋で繋がったと言っても本島のスーパーまでは車が必要で30分以上かかります。この共同売店が100年もの長い間、島の住民の皆さんの生活を支えてきたと言っても過言ではありません。
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大手のスーパーと違って、ローカルな手作り沖縄フードや調味料などが置かれ、買い物だけでなく島民の憩いの場となっています。
おすすめは鶏の唐揚げ!他にも手作り弁当やお惣菜が並んでおり、店の奥にはイートインコーナーも設置されています。
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島内に、「学校法人角川ドワンゴ学園」通称N高があるのであちらこちらで生徒さんの作品を見ることができます。
そんな作品を探しながら、共同売店に買い物に行ってみて下さいね♬
伊計島共同売店
〒904-2421 沖縄県うるま市与那城伊計163
島旅の醍醐味、島散策
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さとうきび畑の道路で山羊を見かけました。旅情緒をくすぐられるのどかな風景。
沖縄は「山羊汁」が有名ですが、ペットとしてや「山羊ミルク」としてだと思いたいです。(苦笑)
仲原遺跡(なかばるいせき)
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島の中心辺りに縄文時代から弥生時代の村の跡が発掘され、公園として見学することができます。
もちろんそんな時代、本島と繋がる橋なんてなく自給自足も大変だったはずです。ましてや台風通過の沖縄で藁葺きの竪穴式住居では怖かった事でしょう。
沖縄では琉球文化が表に出てきますが、日本史の教科書で見たような遺跡に日本の遥か昔の暮らしを垣間見ることができますね。
仲原遺跡(なかばるいせき)
〒904-2421 沖縄県うるま市与那城伊計 仲原遺跡
本島に沈む夕陽とさとうきび畑
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沖縄本島からは東に位置するので夕陽は、海の向こうにある本島に沈みます。けれど一直線のさとうきび畑の道路で見る夕陽も格別です。
離島にいるんだなって思わせてくれ島時間を満喫した気分になれますね。
車で行ける沖縄離島
いかがでしたか?沖縄の離島と聞くと飛行機や船で渡るんだと思ってしまいますが昨今、沖縄の離島は橋が架けられて車で行ける島が多くなりました。
沖縄本島から車で行けると聞くと大人気の「古宇利島」や「瀬長島」が浮かびますが西海岸より少し観光客も少ない東海岸に位置する「うるま市」から4つの離島に行けるなんて得した気分にもなりますね。
沖縄を訪れた際は、ぜひうるま市の離島へ行ってみて下さい。
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奈良県在住。テレビ局勤務時代に旅行番組に携わり、旅先で見る風景、人とのふれあいに夢中になる。海外は、イタリア、ギリシャ、スイス、フランス、マレーシア、ハワイ、グアム、台湾、中国を体験。最近は、国内を中心に時間が出来ると出掛けています。(国内未踏は、青森、岩手、福島、茨城、佐賀)近場でも、世界一周したような気持ちになれる旅を楽しんでいます。
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