【知覧特攻平和会館企画展】4/8から開催!知覧基地の3隊長〜陸軍士官学校出身の特攻隊員〜

PR/知覧特攻平和会館

「知覧特攻平和会館」春の企画展開催
知覧基地の3隊長〜陸軍士官学校出身の特攻隊員〜


右から、桂正(かつらただし)大尉、荒木春雄(あらきはるお)大尉、黒木國雄(くろきくにお)大尉。写真は陸軍報道班員・高木俊朗さん撮影


※上記写真は知覧特攻平和会館提供

特攻の史実を伝え、平和への願いを発信する「知覧特攻平和会館」。4月8日から6月30日まで、春の企画展「知覧基地の3隊長〜陸軍士官学校出身の特攻隊員〜」を開催します。

知覧基地の3隊長〜陸軍士官学校出身の特攻隊員〜

┃期間 2023年4月8日(土)〜6月30日(金)
┃会場 知覧特攻平和会館 企画展示室
┃開館時間 午前9時〜午後5時 ※入館は16時半迄
┃入館料 高校生以上500円、小中学生300円


※学芸員による関連講座やギャラリートークも開催。(入館料のみで参加できます・事前申込不要)
●ギャラリートーク 展示の見どころやより興味深く見学できる豆知識などを紹介!
開催日:4月8日(土)、4月22日(土)、5月20日(土)
時間:10時30分〜/14時30分〜(各30分程)
●関連講座 「陸軍士官学校出身の特攻隊員」と題して、詳しく解説します。
開催日:4月29日(土)、5月7日(日)
時間:10時30分〜/14時30分〜(各30分程)
詳細はこちら

知覧基地から出撃した3人の隊長
陸軍士官学校出身の同級生
彼らが歩んだ人生と出撃直前の心境とは…

今回の企画展では、陸軍報道班員の高木俊朗さんが撮影した写真に写る3人の隊長、黒木國雄(くろきくにお)大尉・荒木春雄(あらきはるお)大尉・桂正(かつらただし)大尉に注目。

陸軍士官学校で同級生だった3人は、昭和20年(1945年)5月7日、知覧基地で偶然再会します。そして、全員特攻隊長として、4日後の5月11日に出撃しました。享年21歳。

高い志を持ち、同級生という絆で結ばれた彼らは、何を学び、どのような人生を歩んで特攻隊員としての覚悟を決めたのか。今回は、〝陸軍士官学校〟をテーマに、卒業記念アルバムなどの資料や出撃前に綴られた遺書や手紙などから、その心情を見つめていきます。陸軍士官学校出身者の貴重な証言映像も上映。


陸軍航空士官学校正門

春の企画展【知覧基地の3隊長】見どころ

企画展の見どころについて、知覧特攻平和会館学芸員・羽場恵理子さんに聞きました。

知覧特攻平和会館学芸員 羽場恵理子さん

黒木國雄大尉、荒木春雄大尉、桂正大尉の3人は、一生の職業として軍人を選び、陸軍士官学校に入ります。彼らは「卒業したら部隊を率いる立派な将校になるのだ」という高い志と誇りをもっていました。そうした高い志を持った同期生たちは、絆も強かったそうです。
〝同級生の絆〟というのは、時代や背景は違えど、私たちと彼らの共通点だと思います。その共通点から陸軍士官学校で学んだ方々の人生を見つめ、特攻隊員になるまでのさまざまな道のりも知ってもらいたいと思い、春の企画展のテーマとして取り上げました。

知覧には少年飛行兵を育てる学校があったため、これまでの企画展では、少年飛行兵や学徒出陣の方々をよく取り上げていました。陸軍士官学校は、これまで企画展のテーマとして扱ったことがありませんでしたので、その意味では、新たな企画展になるのではと思います。内容盛りだくさんですので、たくさんの方に見ていただけると嬉しいですね。』

企画展開催中は、学芸員による関連講座やギャラリートークなども開催されます。〝同級生〟というワードには何とも言えない懐かしさや親近感を感じ、3人の境遇を思うと心が揺さぶられます。ぜひ、この機会に知覧特攻平和会館へでかけてみて!

知覧特攻平和会館

第二次世界大戦末期の沖縄戦において、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たりで攻撃をした陸軍特攻隊の出撃基地であった知覧。知覧特攻平和会館は、戦争や特攻の歴史を後世に語り継ぎ、世界の恒久平和を祈念する施設です。この地から出撃し戦死した隊員の貴重な遺書や遺品、関係資料の数々を展示・保存してあり、戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶことができます。周辺には戦争遺跡も多数残っています。

戦争遺跡についての詳細はこちらから
■住所:南九州市知覧町郡17881
■TEL:0993-83-2525
■開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)無休
■観覧料:高校生以上500円、小中学生300円
■HP:https://www.chiran-tokkou.jp/

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