なぜお寿司は“2貫で1組”なの?誰かに教えたくなるお寿司の豆知識!

なぜお寿司は“2貫で1組”なの?誰かに教えたくなるお寿司の豆知識!

握り寿司をお店で食べるときには、1皿に2貫のお寿司が並んでのっていることが多いですよね。なぜ「2貫で1組」なのか、疑問に思ったことはありませんか?これにはある理由があったんです!今回は、寿司が2貫で1組である理由と、食卓を華やかにしてくれる簡単寿司レシピをご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

寿司の歴史は古い!

まずは、寿司の歴史から見てみましょう。ごはんを発酵材料として使う「熟れずし」は奈良時代から存在していましたが、時代を経て徐々に発酵の期間が短くなり、現在のように魚とごはんを一緒に食べるスタイルの寿司が生まれました。江戸時代中期の1700年代前半には、ごはんを酢と塩で味つけした「早ずし」と呼ばれる食べ物が登場していたようです。これが現代の寿司の原型になっているのですね。

江戸時代中期になると「箱ずし」「巻きずし」「棒ずし」といったさまざまな種類の寿司が作られるようになりました。さらに時代が下った江戸時代後期の1800年代前半、今も親しまれている「握りずし」がついに誕生します!その起源には不明な点も多いのですが、現在の東京都墨田区にあたる江戸の本所にて、華屋与兵衛という人物によって広められたともいわれています。当時は屋台料理として人気だったそうですよ。

寿司が2貫で1組になった理由とは?

寿司が2貫で1組になった理由にはいくつかの説があります。ひとつは「食べやすい大きさに分けた」というもの。握りずしが誕生した当時は、現在の握りずしの2~3倍の大きさだったのだそう!これを食べやすいように半分に切って提供したのが始まり、といわれています。

ほかにも、「日本人の感性に合っていた」という説もあります。日本人には、古くから「左右対称に2つ並んだものを好む」という性質があるといわれています。神社の入り口にいる狛犬や相撲の番付などを見ても分かるように、日本には伝統的に左右にきちんと配置されているものが多くありますよね。この日本人特有の感性から、握りずしも2貫並べて提供されるようになっていったのではないか、という説があるんですよ。

今となっては「2貫で1組」が定番となった「握りずし」。寿司を食べるときには、ぜひその歴史に思いを馳せながら召し上がってみてくださいね!

簡単に作れて華やかな見た目の寿司レシピをご紹介!

ここからは、おうちでも簡単に作れる「おすすめ寿司」レシピをご紹介します。イクラやホタテ、きゅうりなどを盛り付けた具だくさんなバラ寿司や、梅干しと大葉の風味が楽しめるいなり寿司などをピックアップしました。食卓を華やかにしてくれるものばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.たっぷり具沢山なバラ寿司

※画像タップでレシピ動画ページに移動します。

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お祝いの席にもぴったり!たっぷり具だくさんなバラ寿司のご紹介です。ポリポリとした食感のたくあんを混ぜた酢飯と、甘辛く煮た干ししいたけの旨味がベストマッチ!イクラをのせると豪華な雰囲気になりますよ。トッピングをお好みの食材に変えてアレンジも楽しめます。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(2人前)

酢飯

  • ごはん (温かいもの)・・・400g
  • (A)酢・・・大さじ1.5
  • (A)砂糖・・・大さじ1
  • (A)塩・・・小さじ1/2
  • たくあん・・・10g
  • カニカマ・・・2本
  • 干し椎茸 (スライス)・・・5g
  • 戻し汁 (干し椎茸)・・・200ml
  • (B)しょうゆ・・・大さじ1
  • (B)料理酒・・・大さじ1
  • (B)みりん・・・大さじ1
  • トッピング

  • マグロ (刺身用・切り身)・・・50g
  • ホタテ (ボイル)・・・50g
  • イクラ (しょうゆ漬け)・・・30g
  • きゅうり・・・1/2本
  • アボカド・・・1/2個
  • 錦糸卵・・・10g
  • 作り方

    準備.アボカドの種を取り除き、皮を剥いておきます。干し椎茸は水で戻しておきます。
    1.(A)をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。別のボウルに入れたごはんにかけ、切るように混ぜ合わせて粗熱を取ります。
    2.きゅうりのヘタを切り落とし、1cm角に切ります。アボカドも1cm角に切ります。
    3.たくあんを粗みじん切りにします。
    4.カニカマを手で割きます。
    5.マグロを1cm角に切ります。
    6.鍋に干し椎茸の戻し汁、干し椎茸、(B)を入れて中火で10分煮込んだら、汁気を切ります。
    7.1に3、4、6を入れて混ぜ合わせ、お皿に盛ります。
    8.錦糸卵、2、5、ホタテ、イクラを乗せて完成です。

    2.大葉と梅のいなり

    ※画像タップでレシピ動画ページに移動します。

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    酢飯がピンクに色づいた可愛らしい一品、大葉と梅のいなりはいかがでしょうか。酸味のある梅干しとさわやかな香りの大葉は鉄板の組み合わせ!さっぱりとした味わいで、箸が止まらなくなるおいしさですよ。市販のお稲荷さんの皮を使えばとても簡単に作れます。ぜひ献立に取り入れてみてくださいね。

    材料(5個分)

  • ごはん (温かいもの)・・・200g
  • 寿司酢・・・大さじ1
  • 梅干し・・・15g
  • 大葉・・・3枚
  • お稲荷さんの皮・・・5枚
  • 作り方

    1.ボウルにごはんと寿司酢を加えて、しゃもじで切るように混ぜ合わせたら粗熱をとります。
    2.大葉は軸を取って千切りにします。
    3.梅干しは種を除いてみじん切りにします。
    4.1に2、3を加えて混ぜ合わせます。
    5.お稲荷さんの皮に4を詰めたら完成です。

    3.ラップで簡単ロール寿司

    ※画像タップでレシピ動画ページに移動します。

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    ラップを使って簡単に作れるロール寿司のご紹介です。旨味のあるサーモンとクリーミーなアボカドは相性抜群ですよ。卵の黄色が映えてテーブルを華やかにしてくれるので、パーティーやおもてなしにも活躍すること間違いなしです。食べやすい大きさに切れるのもうれしいポイントですね。ぜひお試しください!

    材料(2人前)

    酢飯

  • ごはん (温かいもの)・・・400g
  • 寿司酢・・・大さじ2
  • サーモン・・・150g
  • アボカド・・・1/2個
  • 卵 (Mサイズ)・・・1個
  • (A)砂糖・・・小さじ1
  • (A)塩・・・ひとつまみ
  • サラダ油・・・小さじ1
  • 作り方

    準備.アボカドは皮と種を取り除いておきます。
    1.ボウルに酢飯の材料を入れて、切るように混ぜ、粗熱を取ります。
    2.別のボウルに卵を割り入れ、(A)を加えて溶きほぐします。
    3.卵焼き器にサラダ油を薄くひいて強火で熱し、2を流し入れ、全体に広げて焼きます。両面に薄く焼き色が付き、火が通ったら火から下ろします。
    4.粗熱を取り、3を千切りにします。
    5.アボカドは2mm幅に切ります。
    6.1を半量ずつに分け、ラップに包み、細長く成形します。
    7.ラップを開き、5とサーモンを半量ずつ交互にのせ、再度ラップで包みます。同じようにもう1つ作り、冷蔵庫で20分程冷やします。
    8.一口大に切ってお皿に盛り付け、4を飾り完成です。

    おいしい寿司で食卓を華やかに!

    いかがでしたか?寿司が2貫で1組である理由と、おうちで楽しめる絶品寿司レシピをご紹介しました。寿司は作るのが難しいイメージがあるかもしれませんが、実は酢飯にお好みの食材をトッピングしたりラップで巻いたりするだけで簡単におうちでも楽しめるんですよ!ぜひ手作り寿司で食卓を盛り上げてくださいね。

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