ブリらーめん…ってどんな味? 来月3年ぶり開催ぶり祭り、水産学部の学生がブリで地域を盛り上げる

前回の騎射場ぶり祭で麺匠樹凜が提供したブリらーめん。青のりをまぶして揚げたブリをのせた(同店提供)

 前回の騎射場ぶり祭で麺匠樹凜が提供したブリらーめん。青のりをまぶして揚げたブリをのせた(同店提供)

騎射場ぶり祭への来場を呼びかける学生団体PESCAのメンバーと参加店主=鹿児島市鴨池1丁目

 騎射場ぶり祭への来場を呼びかける学生団体PESCAのメンバーと参加店主=鹿児島市鴨池1丁目

 鹿児島市の騎射場地区で2月12日、県産養殖ブリをPRする「騎射場ぶり祭」が3年ぶりに開かれる。主催する鹿児島大学水産学部の学生団体PESCAのメンバーは、ブリを通じて同地区を盛り上げようと準備を進めている。
 同地区の飲食店26店舗が、ブリを使った多彩な料理を提供する。2014年に始まり、今回で8回目。多い年は1800人が訪れる人気イベントとなっていたが、新型コロナウイルス感染拡大で21、22年は中止を余儀なくされた。
 「正直、ゼロからのスタートという感覚でやっている」とPESCA代表の3年秋山梨貴さん(21)は打ち明ける。開催に向け、参加店舗との打ち合わせや前売り券の販売、PR、ブリの仕入れなどやることは山積み。ただ、3年前に同イベントを経験した学生は既に団体にはおらず、手探りで進めている。
 1月下旬、参加するラーメン店「麺匠樹凜」を訪れ、打ち合わせをした。過去にも参加した経験がある店主の井上聡さん(58)から、告知方法や当日の連絡体制づくりについて助言を受ける場面も。井上さんは「コロナ下、騎射場は本当に静かになってしまった。大学生の若いパワーをもらい、イベントが大いに盛り上がればうれしい」と期待する。
 秋山さんは「3年“ぶり”のぶり祭。過去のアンケートを見ると、普段入ったことのないお店を発見するきっかけになったとの感想もあった。多くの人に楽しんでもらえれば」と話す。
 イベントは午後4時から11時。チケットは3枚つづり2100円。1枚につき、各店オリジナルの魚料理1品とワンドリンクが付く。チケットは先着500人までネット予約できるほか、当日に騎射場公園で購入できる。チケット予約や問い合わせはkadai.pesca@gmail.com

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