一心不乱に地面をたたくとお菓子がもらえる…なぜ? 伝統行事「もぐら打ち」にぎやかに 鹿児島・さつま町

力強く地面をたたく子どもたち=さつま町紫尾

力強く地面をたたく子どもたち=さつま町紫尾

〈別カット〉「モウテバウッコロス」などとはやしながら力強く地面をたたく子どもたち=さつま町紫尾

〈別カット〉「モウテバウッコロス」などとはやしながら力強く地面をたたく子どもたち=さつま町紫尾

鹿児島県さつま町紫尾の小正月の伝統行事「もぐら打ち」が14日夕、地区内の3集落であった。地元の小学生ら18人が家々を回り、先端に稲わらを巻き付けた手作りの棒で庭先をたたき、1年の豊作を祈った。
鶴田町郷土誌などによると、モグラが田んぼのあぜなどに穴を開けると水が流れるため、追い払って被害を防ぐ子ども行事。中集落では7人が2班に分かれて約40軒を訪ね、「モグラウチャモタンカ」「モウテバウッコロス」とはやしながら、力強く棒を振り下ろした。退治が終わると、家主から菓子をもらった。
柏原小学校4年の西紀之香さんは「たくさん地面をたたいて疲れたけれど、豊作になってほしいので頑張った」と話した。

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