今年で栽培10年目 オリーブ収穫始まる「香りもよく量も多い」 鹿児島県日置市

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温暖な気候を利用してオリーブの栽培から加工品の生産まで取り組む鹿児島県の日置市で、今シーズン栽培されたオリーブの実の収穫祭が行われました。
日置市では、地域活性化などを目的に、2013年度からオリーブの産地化に向けた取り組みを進めています。
最初は試験ほ場でおよそ80本しか植えられていなかったオリーブの木は、今では農家数は日置市を中心におよそ130軒、およそ7700本に増えています。
11日は、日置市の永山由高市長や生産者らも参加して収穫を体験しました。そして、収穫した実は日置市内の企業が搾って油を取り、オリーブオイルや化粧品などに加工しています。
11日は、搾ったばかりでまだ濾過してないオリーブオイルを、豆腐やミニトマトなどにかけて味わいました。
(日置市 永山由高市長)「おー!おいしい。すごいな。これは濃厚ですね」
(鹿児島オリーブ 水流一水社長)「思った以上にたくさんの量がとれそうなので、すごくほっとしている。搾りたてのものも味わったが、すごく香りが良くて、ちゃんと食材の良さも引き立てる調味料としてのおいしさもきちんと感じられたので、とてもうれしく思っている」
国内のほかの産地よりも収穫時期が早い方だという日置市のオリーブ。今シーズンは収穫時期に台風の接近もなく、実がついている木も多くみられることなどから、去年より600キロ多い、およそ3トンの収穫を見込んでいます。収穫は来月まで行われます。

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