北薩横断道路「広瀬道路」が開通 さつま広橋-佐志IC5.8キロ、空港アクセス向上に期待

開通した北薩横断道路の広瀬道路=17日、さつま町求名

 開通した北薩横断道路の広瀬道路=17日、さつま町求名

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 地域高規格道路「北薩横断道路」のうち、鹿児島県さつま町の広瀬道路(さつま広橋-佐志インターチェンジ)5.8キロが17日、開通した。関係者約100人が開通を祝い、物流の効率化や鹿児島空港(霧島市)などへのアクセス向上に期待した。
 片側1車線で通行は無料。両区間を7分で結び、並行する国道504号と比べ3分短縮できる。2011年度に事業着手し、事業費は170億円。
 地元の佐志保育園児が和太鼓を披露。塩田康一知事は「北薩地域の発展のため、引き続き北薩横断道路の整備に全力で取り組む」と述べた。
 北薩横断道路は、鹿児島空港と阿久根市の国道3号を結ぶ延長64キロ。広瀬道路の開通で整備率は48%になった。溝辺道路14キロ、宮之城道路10キロ、阿久根高尾野道路8.9キロが未開通で、全線開通時期は未定。

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